スマホやタブレットと同じ感覚で使えるPCがやって来る!
本日(日本時間 12月6日)、スマートフォン向けのチップ(SoC)を設計している米Qualcomm(クアルコム)社は、同社のチップ上で動くWindows 10を発表しました。
Qualcommといえば、だいたいのAndroidスマートフォンに搭載されているチップ「Snapdragon(スナップドラゴン)」シリーズの設計元。バッテリー効率に優れたSnapdragonのおかげで、スマホやタブレットはいつでも電源ON状態、ポケットから出してすぐ操作できる、という使い勝手が実現できています。そのSnapdragonでWindowsが使えるとしたら...カバンから出してすぐ操作できるPCのできあがり、というわけです。
いちおう、今までのPCでもスリープ機能で似たようなことはできました。でも、スリープ機能って意外とバッテリー喰うんですよね。私の場合、カバンから出したらPCの電源が死んでた、なんて経験が何度もあります。
また、SnapdragonはLTEをはじめとするモバイル通信機能を搭載しているので、ネットワークに常時接続することも簡単。スマホなみの手軽さで、PCとおなじ複雑な作業ができる...これ夢のマシンじゃん!
もちろん、Snapdragonはインテルの「Core」やAMDの「Ryzen」といったチップほどパワフルなわけではないでしょう。本格的なゲームやRAWの現像、動画の編集といった作業は荷が重いと思われます。でも、ブラウジングやOfficeファイルの編集、動画の再生など、多くのPCユーザーの「ふだんの作業」は問題なくこなせるはず。

実際にリリースさせるガジェットの第1弾として、ASUSからノート型2in1の「Nova Go」が、hpからタブレット型2in1の「Envy x2」が予告されています。
Source: Qualcomm
image: Qualcomm
(金本太郎)