イタリア工科大の研究者が開発。スマホを顕微鏡に変えるレンズ「BLIPS」を使ってみた

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イタリア工科大の研究者が開発。スマホを顕微鏡に変えるレンズ「BLIPS」を使ってみた
Image: machi-ya

探究心は手元のスマホから。

1人1台スマホを持つ時代になりましたが、実はそのスマホ、顕微鏡にもなるってご存じでしたか? 姉妹サイトmachi-yaでキャンペーン中の「Blips(ブリップス)」は、スマホを顕微鏡に変えるレンズ。スマホカメラにレンズ付きのシールを貼るだけで、ミクロの世界を撮影できる本格的な顕微鏡カメラとして使えるようになります。使い方はシンプルで、スマホのカメラの上に貼り付けるだけ。小さなお子さんでも簡単に使えるようになります。

今回、手元に実物が届いたので、使用感を確かめるべく触ってみました。

「ミニマルなデザイン」と「省スペース性」

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Photo: 島津健吾

Blipsは、イタリア工科大学の研究者がスピンオフして開発したプロダクト。スマホのレンズを覆うようにBlipsを取り付けることで、顕微鏡さながらの画像を撮ることができます。レンズそのものは小さく、最小限のスペースしかとらないので、持ち運びにも便利です。

支援するコースによって異なりますが、最大4つのレンズがついてきます。

  • Macro(緑)
  • Macro Plus(黄)
  • Micro(青)
  • Ultra(赤)
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iPhone 6sにBlipsを装着した様子。Photo: 島津健吾

こちらのシールをレンズ部分に貼るだけで、スマホが顕微鏡に。レンズが静電気でくっつくようになっており、何度も繰り返し使うことができますよ。

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こちらはMacroレンズで撮影したもの。Macroは光学倍率10倍です。Image: machi-ya

スマホで近距離の接写ができるようになる

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Photo: 島津健吾

光学倍率10倍とはどの程度すごいことなのか。

こちらMacroレンズをつけてみた状態です。被写体に対してギリギリまで寄ることができ、小さな文字も大きく写すことができます。しかし、レンズを取ると…。

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Photo: 島津健吾

ピントが合いません。少し離してもピントが合わず、文字も大きく見えませんね。シールを貼るだけで、対象物にかなり接近した状態で写真が撮れるのがポイントです。

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Image: 島津健吾

Macroレンズを使って、色々と写真を撮ってみました。こちらは、葉っぱの先端。スマホのカメラだけでは、こんな詳細な写真まず撮れない。

ただここまで大きく撮れるので、やっぱり手振れが一番の敵。手を地面や壁に固定しながら撮るときれいに撮れました。

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Photo: 島津健吾

こちらはハチの足。細部まできれいに撮れています。ちなみに今回はMacro中心で撮影してみましたが、MicroやUltraを使うとさらに詳細な写真が撮れます。ただ、手ブレのため、手持ちは厳しいかなと思いますので、スマホを固定して撮影するのがいいでしょう。それこそ本物の顕微鏡に一歩近づきますね。

Blipsは教育の現場で生まれたプロダクト。サイエンス教育のツールとして活用すれば、お子さんの探究心を育む素晴らしい機会になるでしょう

とか言いつつ、大人が使っても普通に楽しかったりします。

Blipsの支援はmachi-yaから。Macroレンズ2つと、台座、ケースがついたセットが6390円(送料別)から。ミクロの世界を撮影してみたい人は、支援してみてはいかがでしょうか。

>>スマホを顕微鏡に変えるミニレンズセット「BLIPS」の支援はこちら

Photo: 島津健吾
Source: machi-ya

(島津健吾)