ビットコインの「誕生日」に、その歴史を振り返ってみる
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ビットコインの「誕生日」に、その歴史を振り返ってみる

これからビットコインってどうなるんだろう?

ビットコイン最初のブロック(Block 0)が形成され、初のトランザクションが行われたのが9年前の2009年1月4日。報酬額は50BTC。この額は、今や67万ドル(約7545万円)。

最初にテクノロジーフリークから広まってきた「信用できるかどうかわからない」ペイメントシステムが、政府による規制をすり抜けて構築されていったのは、ビットコインがオープンであったことも理由のうちのひとつでしょう。

しかしながらビットコイン、そして仮想通貨の空間(cryptospace)は、現行の金融システムから脱却するためのイデオロギーが働いて広まったというよりは、どちらかというと、お金持ちの副業として、儲かるためにお金を賭けられているだけ。ウィンクルボス兄弟(Facebook創業者マーク・ザッカーバーグを訴えたことで有名)は、10億ドル(約1126億円)以上のビットコインを保有していることを明かし、さらにピーター・ティエール(Facebook初期に投資した投資家であり、Trump社の顧問であり、Gawkerを破産させた男)は、創業者基金を通じて、ビットコインに多額の投資を行ったと言われています(cryptospaceに関与するもうひとつの大きな理由は、投資家を欺くためでもあります)。

無価値と見られていたビットコインが、初めて現実世界で「価値」になったのは、2010年に2枚のピザを1万ビットコインで取引成立させたのが始まりです(2010年5月22日は「ビットコイン・ピザ・デー」となっています)。

「Silk Road」「Hansa」「Alphabay」といったダークウェブの闇市場を通じて、違法な物質やサービスを購入するより安全な手段としてビットコインが使われていましたが、これらの闇マーケットプレイスは全て閉鎖されました。

ベンチャーキャピタリストやメディアによる誇大宣伝によって、昨年の12月中旬に、1ビットコイン2万ドル近く(約225万円)まで高騰し、異常値とも言える過去最高地を記録しました。しかし、もっとも価値があるデジタルトークンの将来への絶え間ない争いと、従来の金融機関の規制緩和が始まり、ビットコインは12月中旬から下落しつづけています。ビットコインから分裂した「ビットコインキャッシュ」「イーサリアム」のような新しいビットコインの競合の一部は、現在の急激な動向の中で急速にギャップを埋めることで、現在利益を最大化しています。

多くの人が試行錯誤してきたにも関わらず、9年後のビットコインがどのようになるか、誰も予測できませんでした。あと数年はうまくいくかもしれません。しかし、ビットコインの現状は、複雑なテクノロジーと金融メカニズムを理解していない数々の人の手に渡っていて、それらの人々は大金を失うことになるかもしれません。それが意図されたビットコインのゴールなのかはわかりませんが、謎のビットコイン創業者「サトシナカモト」は数年前に姿を消しています。

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Bryan Menegus - Gizmodo US[原文
(mayumine)

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