人工知能の「読解力」が人間を超える

  • author そうこ
人工知能の「読解力」が人間を超える
Image: carlos castilla/Shutterstock.com

人類 vs. 人工知能。

人工知能の進化が止まらない。どこまでも賢くなっていきます。史上初、ついに読解力でもAIが人間を上回る結果を出してしまいました。

今回、読解力テストでハイスコアを叩き出したのは、2つの人工知能。人のスピーチに反応するために開発されたもので、1つはMicrosoft(マイクロソフト)、もう1つは中国のネットショッピングの巨人、Alibaba(アリババ)のもの。読解力を測るのに使われたのはSQuAD(Stanford Question Answering Dataset)というデータセットで、スタンフォード大学の研究員がAIの言語プロセスのベンチマーク用にと2016年に作成したものです。SQuADの質問には、Wikipediaの記事にある500以上もの文章が使われ、それらに関する質問は10万件以上にもなります(AI用とはいえ、人間もSQuADのページで挑戦できますよ)。

そのSQuADのスコアは、MicrosoftAIが82.650、Alibaba AIが82.44、一方人間のスコアは82.304。コンマ以下の戦いではあるものの、両人工知能の点数が上回っています。これは十分に人間と会話できるレベル! AlibabaのAIチームは、商品に関してユーザーの質問に答えるAli Xiaomiというチャットボット開発チームと、密接な連携でプロジェクトに挑んでいるといいます。Alibabaいわく、ネット顧客からの質問の95%はAli Xiaomiが対応できるとのこと。現在、より幅広いタスクをこなせるようになることが目標です。一方、MicrosoftのAIは、Officeの可能性を広げようとAIを投入中。

「基礎となるテクノロジーは、これからよりたくさんのアプリに活用されていくと思います」。AlibabaのLuo Si氏はそうコメントし、カスタマーサービス、美術館のガイド、オンラインでの患者との医療関係やりとりなど、その可能性を語りました。一方で、MIT Technology Reviewは、AIが現状できるのは質問と答えを結ぶことだけと指摘。つまり、「1960年11月に米国大統領に当選したのは?」という質問に対して「ジョン・F・ケネディ」と答えることはできるものの、彼がどういう人物かとうことまではわからないということ。人物を知るには、また別の質問が必要になるというわけ。いや、でもさまざまな情報を結びつけるのが得意なAIですから、「誰々さんです。〇〇で知られています」と答えさせるのも時間の問題。AIのキャラ設定のさじ加減という気もしますけど。



Image: carlos castilla/Shutterstock.com
Source: Inc.com, Alizila.com, Engadget, MIT Technology Review

Sidney Fussell - Gizmodo US[原文
(そうこ)

いつかの未来じゃなく2018年のいま、AIが私たちに何をしてくれているのか、いまのAIを見てみましょう。

    あわせて読みたい

    powered by

    こちらもおすすめ