AppleとGoogle、従業員送迎用バスのルートを変更。襲撃の疑いから
Image: Christian Rasmussen

AppleとGoogle、従業員送迎用バスのルートを変更。襲撃の疑いから

サンフランシスコは物騒です。

Apple(アップル)とGoogle(グーグル)のサンフランシスコから街外れの本社へと向かう従業員用のシャトルバスが先週、複数回の襲撃らしき行為によりガラスが割られていたことが判明。これにより、両社のバスは移動ルートの変更を強いられています。

Mashableによれば、Appleからの情報では正体不明のグループが岩やBB銃、ゴム銃などで移動中のバスを襲撃したそうです。ただし、バスがどれだけの損傷を負ったのかについては説明なし。

また、Mashableが入手したメールによれば、Appleはバスのルートを通常のルートから大幅に迂回させることを決断し、出勤に30〜45分も余計にかかるようになった従業員もいるとしています。

タイトル:一時的なバスのルート変更について

280号線にて移動中のバスのガラスが割られるなどの最近の事件を鑑みて、我々はバスのルートを当面の間変更します。この変更により、一部の乗員は通勤に30〜45分、多く時間がかかる可能性があります。

もちろん、従業員の安全こそが我々の最優先課題です。我々は法執行機関とこれらの事件の調査に協力し、もしバスが通常ルートに戻れるようになったときにはすぐにお知らせします。ご理解のほど、よろしくお願いします。

Apple通勤チーム

TechCrunchによれば、サンフランシスコからAppleのクパチーノ本社、その中間となる「カリフォルニアのウッドサイド近くの280号線はずれ」を移動中の、最低でも5台のAppleのバスにて被害が確認されています。これらはおそらく偶然によるものではなく、SFGateによれば少なくとも1台のGoogle(グーグル)のバスも同様の被害を受けているんだとか。

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Image: TechCrunch

Mashableによれば、シャトルバスのウィンドウに衝突した「不明な物体」を機関が調査していたことを、カリフォルニア州ハイウェイ警ら官アート・モンティエル(Art Montiel)が認めているも、それ以外の情報は語られなかったそうです。また警官がSan Francisco Examinerに語ったところによると、バスには企業を特定するようなロゴはなく、また他のバスサービスに被害はなかったそうです。

「おそらく、犯人はロゴのないテック企業のバスを標的にしているのでしょう」と、モンティエル氏はSFGateに語っています。

多くの著名なテック系企業が従業員を輸送するために利用している、土地価格が急騰しているサンフランシスコ近郊との往復バスは、長らく都市再編のシンボルだと見なされてきました。そしてそれらのバスは訴訟の対象となるだけでなく、過去には繰り返し抗議されたり暴力の対象にもなったのです。以下は、2016年のWiredの報道です。

実際のところこのような抗議がいつまでも終わらない理由は、これらのプライベートシャトルバスが若くてリッチな若者と、天文学的な賃料の上昇によって転居し市外へと追い立てられた長年のサンフランシスコ住民との階級闘争のシンボルだからなのです(実際、Forbesの2015年での賃貸で住むのに最悪な市のランキングではサンノゼ、オークランド、サンフランシスコでトップ3が占められています)。

「Googleバス」は「金にものをいわせたTech 2.0による圧制」の提喩になったのです。

現時点ではこの襲撃が誰によって、そしてどのような理由でおこなわれたのかは判明していません。これまで、誰もけが人が出ていないことだけが救いです。



Image: Christian Rasmussen, TechCrunch
Source: Mashable, Wired

Tom McKay - Gizmodo[原文
(塚本直樹)

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