ちょ〜っとコンディション悪くなってきたかなぁ…。
と思ってた最中の出来事でした。年末から話題になっている古いiPhoneでの性能低下問題。Appleは「バッテリーコンディションが低下による、急なシャットダウンを防ぐための措置だったんだよ」って言ってますが、勝手にスペックを抑えているとはけしからん!と思うのが利用者なわけでして…。
こうした意見が押し寄せたことでしょう。Appleはこうした措置をなぜ行なったのか?という内容がまとめられた「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと」を公開。その文書の中で、信頼回復のために通常8,800円かかるバッテリー交換を3,200円にディスカウントするプログラムを開始することをしました。問題が明るみに出てから、1週間ちょっとというAppleの対応の速さに驚きます。
プログラムの開始時期はまだ明言されていませんけど、海外ではチラホラとその内容が語られるようになってきたので、もしかしたら日本でももうイケるかな? とバッテリー交換についてAppleサポートへ問い合わせてみました。結論から言うと、すでに3,200円のディスカウントされた価格で交換を申し込むことができました。

問い合わせ方法は、Appleサポートのお問い合わせページからiPhoneジャンルを選び、「バッテリー、電源、および充電」→「予期せぬ終了/再起動」を選択。アドバイザーとの電話対応を選び、端末のIMEIと連絡先を入力します。
オペレーターとの電話では、突然の終了などはめったにないものの、バッテリーの持ちが最近少なく感じられることを伝えました。また、電話中に促された操作(「設定」→「プライバシー」からAppleサポートでの診断機能を実行)をすることで、端末解析をAppleサポートにすぐに送れるんですね! この項目は電話中にしか表示されていなかったので(見間違えだったらごめん)、端末のシリアルやIMEIに紐つけて機能を有効化しているのかな。なんかすごい。
さて、その診断によると、バッテリーのコンディションは80%程度で、今すぐ交換が必要なレベルではないとのこと。

こちらは自分で事前に調べておいたバッテリー量計測アプリ「バッテリー・ライフ」での計測結果。振れ幅が大きいので、正確ではないかもしれませんが、平均値的にはやはり80%前後でした。iPhone 6s Plusは発売日(2015年9月25日)に購入したので、2年間の使用で約20%劣化していることになります。
ん〜…20%劣化なら、もうちょっと使い続けて今年の年末くらいに交換するか?
とも思いましたけど、せっかく安くなってるし!ということで、そのまま電話口でバッテリー交換修理の方をお願いすることにしました。現在、電源が落ちるやバッテリー劣化が深刻なのみならず、僕のようにまだイケるレベルでも、希望であればディスカウントされた価格でのバッテリー交換に応じてくれるようです。
バッテリー交換は電話対応の時点で郵送での対応のみで、修理には約5日前後かかるとのこと。回収はヤマト運輸が行ない、宅配員に端末だけ渡せばOK。ただし、事前にiCloudからはサインアウトし、SIMカードを抜いておく必要があります。

その後、送られてきたメールに必要事項を入力すれば受付と支払いは完了。ご覧のとおり国内でも3,200円(税込3,456円)でバッテリー交換を申し込むことができましたよ。Appleによると、このプログラムの対応機種はiPhone 6以降で、2018年12月末まで行なわれるようです。
ただし修理のために端末を送ることになるので、修理期間中は手元に端末がなくなります。連絡用に何かしらの代替え機を用意しておかないと孤立しちゃうのでご注意くださいね。幸いなことに、我が家には歴代のiPhoneがずらっ〜と眠っていたので困らなかったけど…。
こういう家はたぶん稀。
Photo: 小暮ひさのり
Image: Apple, バッテリー・ライフ (Battery Life)
Source: Apple
(小暮ひさのり)