これからはスマホアクセサリーの王道に?「DJI Osmo Mobile 2」レビュー!

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  • author Doga
これからはスマホアクセサリーの王道に?「DJI Osmo Mobile 2」レビュー!
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

ジンバルがより多くの人の手に!

ドローン業界では最大手の会社の一つDJIは、ドローンだけではなくスマホ向けのジンバル「Osmo Mobile」も取り扱っていることで知られています。そもそもスマホ向けのジンバルなんてあまり使っている人はそう多くはないかもしれませんね。そこまでスマホで本気の動画撮らないし...とか。ただ、DJIがCES 2018で発表した2世代目「Osmo Mobile 2」は、一般の人でもぜひ1台持っておきたいと思えるレベルの価格で、かつ性能もアップしたコスパの高いモデルみたいです。

米ギズモードのAlex Cranz氏のレビューをお届けしましょう!


DJI Osmo Mobile 2を持ってオフィスをかけ回っていると、みんなからたくさん質問を受けました。その中でも特にふたつ、何度も受けた同じ質問があります。ひとつ目は、そもそも私が「何を手に持っているの?」です。その都度、「この一見スマホを取り付けた変なセルフィースティック風の機械は、動き回っていても自動でスマホ本体の体勢を安定させてくれるジンバルなんだ」と説明してあげました。これで、まるでプロ仕様のステディカムを使って撮影したように見えるくらいスムーズな動画を撮影できるということを。

そこでOsmoのハンドルにあるジョイスティックをグッと押すと、アーム全体がグルンと回転してスマホを完璧なカメラ位置に固定してくれます。これでみんな驚くほど感動してくれます。

そしてこのときが、ふたつ目の質問が投げられるタイミングです。「これ、いくらするの?」と。130ドル(約1万4090円)だと伝えると、みんな満足気な表情でうなずいていたものです。この見事な仕上がりで、たった130ドルというのはかなりお手頃でしょうもはや買うか買わないかすら考える必要ないくらい一緒に揃えておきたくなるスマホアクセサリーです。

もちろんジンバルなんて誰にでも必要なモバイルアクセサリーとは言えませんよ。スマホを使って動画を使う人でなければ、必要ないでしょう。使っているスマホカメラのクオリティが低いという人なんかは、まったく気にしないでいいです。スマホのバッテリー残量の方が普段気になってしかたがないという人であれば、mophieのモバイルバッテリーにお金をかけたほうがきっと幸せになれるはず。ただ、もしたとえば、あなたが土曜の子どものサッカーの試合やダンスの発表会を見に行く必要のある親や、ペット好き、もしくは自分の日々の生活を事細かに撮影することにとらわれているYouTuberであれば、このスーパー格安ジンバルは、きっと持っておきたいと思える一台なはず。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

DJI Osmo Mobile

・これは何?:スマホでかなりヌルヌルな動画が撮影できるようになるジンバル

・価格:130ドル(約1万4090円)

・好きなところ:恐ろしいほどに安くて、撮影した動画もかなりイイ感じなところ

・好きじゃないところ:操作に慣れるのにかなり時間がかかること

DJI Osmo Mobile 2は、DJIのスマホ向けジンバルとしては2台目です。初代のジンバルも見事なスタビライザーで、FacebookとYouTube Liveをサポートしており、可能な限り安定したライブ動画配信をしたいという人には打ってつけでした。ただ、昨年値段が200ドル(約2万1700円)に値下げされる前は300ドル(約3万2600円)もしていたんです。とにかく値段が高すぎで、Amazonで半分くらいの値段で売られている他社製品によってすぐに追いやられてしまいました。普段からこの初代Osmo Mobileを使っている人というのは、おそらく大量のFacebook Liveを毎月撮影しなくてはいけないメディア企業の社員(2016年の夏頃の私みたいな)くらいなんじゃないかと確信しています。

初代Osmo Mobileで撮影したヌルヌルの映像は好きでしたけど、嫌いな点もたくさんありました。たとえば、バッテリーがすぐに切れたり、そもそもバッテリーがいつ頃切れるのかも知ることができなかったり。動画の撮影途中にバッテリーが切れるときほど最低なことはないですよ...。さらに、端末の操作部は腹がたつほどに使いずらいんです。ズームする際にはよくスマホのディスプレイをピンチ操作していました。

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操作部近くにある側面のMicro USBポートで充電します。このポートを使えばスマホを充電することも Image: Alex Cranz/Gizmodo US

一方、Osmo Mobile 2は初代に比べてほぼあらゆる面で進化しています。バッテリー駆動時間も10時間を優に超えており、これは初代Osmo Mobileの2倍以上です。バッテリー残量も、ハンドルについている小さなバッテリー表示だけでなくアプリ上でも確認できるので、いつ頃充電したらいいのか前もって見積もることができるんです。

ジンバルをグリグリと動かすジョイスティックの操作をマスターするには多少練習が必要ではあるものの、操作部のラベルはかなりわかりやすくなっています。しばらく使った後でも、まだパンダウンしたいときに間違ってパンアップしたり、急いでいるときには、左から右へパンしすぎることはありますけどね。それと、本体側面にあるズームスイッチの配置は、手の小さい私にはかなりイライラします。ズームをする際に、指を使う代わりにスイッチでズームできるのはいいんですが、私の場合だとこれが片手では届かないので、両手を使わなくてはいけないんです。

それでも初代を使っていた頃の大きな不満はなくなりました。そのおかげで、新しい機能でいろいろ遊んでみることにもっと時間を費やせるようになりました(主に新しいふたつのタイムラプスモードです)。通常のタイムラプスモードは初代Osmo Mobileの頃から変わっていません。ボタンを押して、タイムラプスをどれくらいの間撮るのかを選択し、どれくらいの頻度でスナップ写真を撮っていくのかを決めます。今やこれはAndroidやiOSのどんな無料アプリでも使えますし、高級なジンバルも不要です。

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この短いタイムラプスは、三脚なしで撮影しています。あんまり良くないのは単にそれが理由です。編注:オリジナルはこちら Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Osmo Mobile 2の新しいモードでは、実はモーター駆動のジンバルを使っています。まず最初に、「ハイパーラプス」では、動いている最中にもタイムラプスを撮ることができ、スムーズでヌルヌルな映像を撮ることができるんです。Union Squareでのランチ休憩から歩いて戻るときのなんでもない映像が、このハイパーラプスモードで撮るとびっくりするくらいイケてる動画になっちゃいました。

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編注:オリジナルはこちら Image: Alex Cranz/Gizmodo US

ふたつ目の新しいモードは「モーションタイムラプス」です。このモードはスタビライザーではなく、ジンバルの中のモーターを最大活用しています。タイムラプスの中のポイント(対象物)をプログラムしてくれます。これにより、先週BrooklynのRed Hookの桟橋にいたときには、そこにじっと座ってジョイスティックで手動で5分間パンをすることなく船の動きを追跡することができました。

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編注:オリジナルはこちら Image: Alex Cranz/Gizmodo US

通常のタイムラプスモードと同じで、やはり映画っぽい綺麗なタイムラプスが撮りたければ三脚や平面の場所は必要となりますよ。上の動画の中でも、Osmoを5分間も構えていた私が退屈になるにつれ、ゆっくり傾いてきていることに気づくはずです。それでも、通常のタイムラプスに比べれば映像はなかなか迫力あるものに仕上がっています。

正直に言うと、DJI Osmo Mobile 2のセールスポイントはタイムラプスモードの種類の多さでもなければ、初代のモデルでも使えた長い露出とパノラマモードでもありません。一番のセールスポイントは、Osmo Mobile 2はスマホ向けの素晴らしいスタビライザーであるということ、たった130ドルで買えてしまうということでしょう。おそらく現状Amazonで買えるほぼどのジンバル(いいやつも含めて)よりも安いはず。

さらに素晴らしい点として、品質の高い製品やアプリを提供する長い歴史を持った会社から発売されているということです。発表会での子どもの晴れ姿を撮影するために安いビデオカメラを買うことを検討している人や、実験的に少ない予算で映画制作をしてみたいという人なら、このOsmo Mobile 2はかなりアリな選択でしょう。ぜひDJI Osmo Mobile 2を選んでみてくださいよ。買わないとバカなんじゃないかってくらい安い値段で買えるんですから。

まとめ

・130ドル!初代のモデルの半分以下の値段で、Amazonで売られているライバルメーカーのものより少なくとも10ドルは安いはず。

・新しいハイパーラプスは動いている最中でもイイ感じの(そしてヌルヌルの)タイムラプス動画が撮れる。

・新しいモーションタイムラプスモードは退屈な止まったままのタイムラプスからのステップアップ。

・映像は限りなくスムーズで、映画撮影者や、お金をかけずにスマホカメラのクオリティを上げたいという一般の人たちにもピッタリの道具。



Image: Gizmodo US

Alex Cranz - Gizmodo US[原文
(Doga)

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