2018年ドアタマから物欲に悪いアイテムが。
昨年、テーブルトップ型のサンプラー「Digitakt」で一世を風靡したElektron社が、8ボイスのFM音源とパワフルなシーケンサーを搭載した「Digitone DTN-1」を発表しました。ドラムマシン兼サンプラーに次いでFM音源とか、もうこれ系譜としては完成しちゃったのでは。
Digitaktと同じ黒マットなボディには、4系統のシンセトラックと4系統のMIDIトラックを搭載。トラックごとにスケールやアルペジエーターの設定ができて、volca fmのような鍵盤がなくてもスピーディなパターン制作が可能です。右下の4カラーボタンが4トラックのミュートになっており、ライブでの使用感もきっと良し。
使ったことのある人ならご存知の通り、FM音源は音色設定が非常に煩雑です。Digitoneはこれを少しでもユーザーフレンドリーにすべく、液晶画面に表示する項目と、それらを操作するツマミをリンクして配置しています。今どの要素を動かしているかが目に分かりやすくなっているのですね。
エフェクトはディレイ、コーラス、リバーブ、オーバードライブの4つが用意され、マルチFMアルゴリズムによるオペレーター組み換えを合わせれば表現できる音色幅はもう無限大。Overbridgeにも対応しているのでDAW環境への統合も可能です。据置きでも腐らせない使い方ができるのはありがたい。
公式サイトでは、ブラウザ上で遊べるバーチャルのDigitoneが用意されており、鍵盤をクリックすると、音色の一部を聞くことができます。フルートにリバーブかけたら気持ち良いだろうなぁ。
発売日は2018年2月3日(土)、価格は税込み8万4900円。さらなるサウンドはSoundcloudのサンプルをチェック。