火炎放射器が500万ドル分も売れてイーロン・マスクがおおはしゃぎ

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  • author たもり
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火炎放射器が500万ドル分も売れてイーロン・マスクがおおはしゃぎ
Image: The Boring Company

イーロン・マスクが所有するトンネル会社The Boring Company(ザ・ボーリング・カンパニー)が突如として売り始めた、トンネルとも掘削とも無関係な火炎放射器。それがこの週末だけで数百万ドルも売り上げていたことが明らかになりました。

先週の土曜、イーロン・マスクはお値段500ドル(約5万4400円、税/送料は別)The Boring Companyの火炎放射器予約受付を発表しました。火炎放射器は農業従事者や兵士、そして火災事故専門家などが数ヤード先にあるものを燃やせるよう、可燃性液体が点火され噴出するもの。マスク氏の製品から放たれる炎は、まるで高性能になったライターみたいで一般的な火炎放射器のそれよりもずいぶんと小さめです。

でも、製品を気に入っているマスク氏からすればそんなことは重要ではないようで…これを持ってはしゃぐ億万長者の姿がコチラです。 彼はこの製品の射程距離が短いのでATFの基準に違反していないこと、さらにはステーキ用のナイフの方が怖いとも投稿しています。

実用的な製品ではないにもかかわらず、The Boring Companyは米国時間の月曜午前1時の時点で既に7000台売り上げており、売り上げはおよそ350万ドルになります。さらに同社の広報から米Gizmodoに「これまでに約1万台売り上げた」とのアップデートがあったので、売り上げはおよそ500万ドル分に相当することに。

もし同社が生産を予定していた2万台の火炎放射器が完売ということになれば、1000万ドル分の売り上げになります。同社は以前、限定5万個のキャップ(お値段20ドル)を販売していましたが、それからするとすごい進歩かも。

それにしても、奇妙な製品を販売している時のイーロン・マスクはとっても楽しそう。前述のキャップ販売後にはツイッターのプロフィールを「キャップセールスマン」に変えていたことも。今は火炎放射器ゾンビアポカリプスについて冗談をツイートしています。

その製品ではしゃぎながら遊んでいる億万長者を見たら、こっちまで使ってみたくなるんですから、効果的なセールス戦略ですよね。



Image: The Boring Company, Instagram
Source: Twitter (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7), Business Insider

Jennings Brown - Gizmodo US[原文
(たもり)