ついでにいくつか衛星も積んでいきます。
イーロン・マスク社長ご自慢のTeslaロードスターを荷重として積載し、27個の巨大エンジンを持つSpaceXファルコン・ヘビー・ロケット。
いよいよ発射予定日が2月6日に決定しました。
Aiming for first flight of Falcon Heavy on Feb 6 from Apollo launchpad 39A at Cape Kennedy. Easy viewing from the public causeway.
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年1月27日
ファルコン・ヘビーは2月6日、ケネディ宇宙センター・ビジター・コンプレックスでアポロを飛ばした39Aの発射台から飛ばすつもりでいます。センターの外から簡単に見学できますよ。
かつて1970年代にNASAが作ったサターンVは、ファルコン・ヘビーの2.5倍の荷重を飛ばすことができたのだそうです。とはいえファルコン・ヘビーは今、世界最大のパワーを持ったロケットです。これが成功すれば、人類の火星進出の大きな一歩となるのです。
ちなみにですが、第一段階Merlinエンジンは再利用可能となっており、これは70年代の技術力ではできなかったことでもあります。
CNN Moneyによりますと、ロケットにはロードスター以外にもいろいろと積んで飛ぶようです。それらはアラブのアラブサット、イギリスのインマルサット、カリフォルニア州のヴィアサットが作った通信衛星、アメリカ空軍の荷重「STP-2」、それに月を周回する宇宙旅行用の衛星とのことです。
そしてThe Vergeいわく、SpaceXは2013年か2014年にファルコン・ヘビーを発射するつもりでいたようです。ですが数々のテストや発射台の検討、発射後のアレコレや地上に戻る再利用技術などなど、課題が山積みで2018年まで計画が延び延びになっていたとのこと。
ですが火星移住という人類の夢の第一歩が、やっと目の前にきたのです。イーロン・マスクならやってくれそうな気がします。楽しみですね。
Image: Gettyimages
Source: Twitter via CNN Money,The Verge