世の中って厳しいなぁ。
自社ドローンKarmaの打ち切りで、ドローンビジネスの撤退を発表したGoProに、リストラ報道です。GoProが200人から300人規模のリストラを進めていると報道したのは、ネタ元のTechCrunch。リストラ対象者は、GoProの空部隊、つまりドローン関連チームに在籍している人々。米Gizmodo編集部がリストラ報道に関してGoProにコメントを求めるも、現時点では返答なし。
ドローン業界は思った以上に厳しかったようですね。自社ドローンを発表した2016年には収益レポート公開が後ろ倒しになり、計画から遅れつつやっとリリースしたKarmaはバッテリー問題で2,500台リコール。いばらの道を歩んだあげくの撤退&リストラ。悔し涙も流れましょう。
GoProは、ここ数年リストラを繰り返しています。2016年末には、社員の15%を解雇、エンタメチームを解散。2017年3月には、さらに社員17%のリストラを行ないました。そして、ドローン撤退による今回のリストラ。一連のリストラは、もちろん売上が減少している現状への対応策。2017年第3四半期では1500万ドル黒字をだし、一昨年の同時期の1億400万赤字と比べると、大きく持ち返したものの、それでもまだ見通しは明るくないということでしょう。1,000ドルクラスのドローン市場で売上2位を誇るKarmaを撤退するということは、それほど余裕もないということ。
アクションカメラの一時代を築いたとも言えるGoPro、さぁ明日はどっちだ。
Image: David Becker/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: TechCrunch
Reference: CNN, Recode, GoPro Inc.
Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文]
(そうこ)