なお、16bit TIFFの画像1枚のファイルサイズ、2.3GBとのこと。
モンスターなデジカメがでちゃいますよ皆さま。毛穴の奥まで解像したいという願いを叶えてくれそうなソイツの名前は「H6D-400c MS」。ハッセルブラッドの中判デジカメです。価格も576万8000円とこれまたモンスターですが。

使われているセンサーは53.4×40mmの100メガショックならぬ1億画素CMOS。これをペンタックスのリアルレゾリューション&オリンパスのハイレゾショットやソニーのピクセルシフトマルチ撮影のように、センサーを動かしながら4回撮影することで4億画素ぶんのデータを集め、2万3200×1万7400ピクセルものサイズの画像を仕上げます。(さらに2回追加して6回撮影するモードもあり)
ポイントは高解像だけ? いえいえほかにもメリットはありますよ。まずモアレとおさらばできます。色もより鮮やかに。先代モデルの5000万画素・マルチショットで2億画素のH5D-50c MSで撮影した画像をみたことがあるのですが、グラデーションの再現性がすっごく高く、平面画像なのに末端まで強烈な立体感があるんですよ。「H6D-400c MS」で撮った画像は、さらに深みのある色になるんでしょうね。
フルサイズまでのデジカメは連写性能やAF性能を高めて、動きモノの撮影能力を極める方向に突き進んでいますが、ハッセルブラッドの「H6D-400c MS」が目指すところは、究極の静止物撮影なのでしょうね。一度使ってみたい!
訂正:数値の間違いを訂正しました。
Image: Hasselblad
Source: Hasselblad
(武者良太)