あなたのiPhone 6でも大丈夫?
Apple(アップル)が昨年発表した、バッテリーの劣化により性能低下したiPhoneが対象の、バッテリー交換の割引プログラム。日本でも同様のプログラムが発表されていますが、海外ではこのプログラムが診断テストの結果に関わらず受けられると報道されています。
そもそもこの問題は、「iPhone 6s」や「iPhone 7」の一部モデルでOSのアップデート後にベンチマーク結果が低下していることから発覚しました。Appleはこれについて「不用意なシャットダウンを防ぐために性能を低下させた」と認め、保証対象外かつバッテリー交換が必要と認められたiPhoneに対し、日本では2018年12月まで3,200円(税別)の割引価格でのバッテリー交換が可能と発表されたのです。
そんな中、フランス語サイトのiGenerationによれば、Apple店舗の内部メモから「iPhone 6以降のバッテリー交換を顧客から要請されたら、診断テストを通過したとしてもそれに従うこと」という指示が発覚しました。さらにMacRumorsも、バッテリー性能が80%以下に低下していなくても交換プログラムが受けられるとの情報を入手しています。
もし自分のiPhoneの性能低下が不安になってストアに持っていって、「テストの結果問題ないのでバッテリー交換はできません」といわれたら、おそらく多くの人は完全に納得することは難しいのではないでしょうか。今回の指示が事実だとすれば、Appleもかなりユーザーの心情にあわせた対応をしようとしていることになります。
さらにAnecdotalは、割引プログラム開始前に定価でバッテリーを交換した場合、要望すれば返金を受けられるとも伝えています。ただし今回のテスト結果にかかわらずという情報も返金情報も、非公式な海外報道かつ公式な案内ではないことには注意しましょう。日本や海外のAppleからの公式な発表を待ちたいですね。
Image: Apple
Source: iGeneration, Anecdotal via MacRumors
(塚本直樹)