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今年の新型iPhoneでは有機ELディスプレイ搭載モデルが2つ、液晶ディスプレイ搭載モデルが1つ登場するというのがもっぱらの噂ですが、後者について気になる情報です。時事ドットコムニュースによると、ジャパンディスプレイ(以下、JDI)が今年発売される新型iPhoneに液晶ディスプレイを提供するというのです。

報道によると、JDIが提供するのは新型液晶「フルアクティブ(FULL ACTIVE)」。このフルアクティブは2016年8月に発表された液晶ディスプレイで、見ての通り4辺ベゼルレスデザインを実現しているのが特徴。左右ベゼルレスの液晶ディスプレイよりも、より攻めた端末デザインの実現が可能です。また大画面化が容易なことや、価格の廉価さも評価されているそうです。
さて今年の新型iPhoneでは、6.5インチと5.8インチの有機ELディスプレイモデル、そして6.1インチの液晶ディスプレイ搭載モデルの投入が噂されています。JDIが液晶ディスプレイを提供するとすれば、この6.1インチモデルとなることでしょう。さらにNikkei Asian Reviewによれば、この6.1インチの液晶ディスプレイモデルは「iPhone 7」のように金属製筐体を採用するという情報もあります。
一方、今年の新型iPhoneではサムスンやLGが有機ELディスプレイを供給すると見られています。また、シャープも有機ELディスプレイの契約獲得を目指すという情報もありますね。一方JDLが有機ELディスプレイの量産を開始するのは2019年からとなるようです。
来年から一気に進みそうなiPhoneの有機ELディスプレイへのシフトですが、はたしてスマートフォン向けの液晶ディスプレイに明るい未来はあるのでしょうか?
Image: MacRumors, ジャパンディスプレイ
Source: 時事ドットコムニュース, Nikkei Asian Review
(塚本直樹)