今年のKORGもワックワクだ!
2018年1月25日(金)より、カリフォルニア・アナハイムにて開催される世界最大の楽器見本市、NAMMショー。KORGもこの日に向けた製品を公式サイトにて発表していますが、そのラインナップは待望のアレだったりチラ見せされてたアレだったりと、ニーズわかってるぅ〜なプロダクト群となっていますよ!
volca専用ミキサー「volca mix」
待ってました、volca専用ミキサー! 「volca mix」はモノラル2つ、ステレオ1つの3チャンネル仕様で、マスターエフェクトにいたるまですべてがアナログ。フェーダー上部にはミュート、パンニング、外部エフェクトへのセンド、そしてLO/HI CUTフィルターを搭載しています。ミキサー側のフィルターはかなーり便利そう。
しかし、いっちばんありがたいのは3つのDCアウトでしょう。ここから電源をもらえばもう単三電池やコンセント争奪戦に悩むこともありませぬ。volcaのDCプラグはハンドメイドの分岐ケーブルもあったりするほど需要高でしたから、もうこれすごくありがたい。そしてうちにある分岐DCケーブルが用済みに……。
発売日は2018年2月下旬頃です。
フラッグシップのアナログシンセ「prologue」
16/8ボイスのアナログシンセ「prologue」。4ボイスシンセのminilogue、モノフォニックシンセのmonologueの系譜の頂点に位置するフラッグシップ機であるとのことで、パネルデザインやツマミもシリーズを踏襲しているのがわかります。16ボイス61鍵盤と、8ボイス49鍵盤の2モデルがラインナップ。

3つ目のオシレーターとして、デジタルによるマルチ・エンジンが搭載されたのも大きな特徴でしょう。2種類のサウンドが演奏できるバイ・ティンバーやリバーブを駆使すれば、うっとりするパッドが広がるはず。61鍵盤モデルにだけ付いているアナログのVUメーターもなんてカッコ良さか! ずるい!
発売日は2018年2月下旬頃です。
80sリバイバルのリズムマシン「KR-55 Pro」
まるで80年代の機材かのようなレトロデザインな「KR-55 Pro」。それもそのはず、オリジナルの「KR-55」は1976年に発売されたリズムマシンなんです。エイティーズブームも一般化してきたこの時代、リズムマシンとは何ぞやという部分を再考し、かつデザインも落とし込んできましたな。こういうのも良いんだよ、うんうん。
生録音された24種類の音源を内蔵し、フィルインやチェイン機能(小節ごとにリズムなどを組み合わせてメモリーできる機能)を駆使すれば1曲分のリズムを構築することも可能。SDカードに記録できるレコーダーや多重録音にも対応しているので、ドラマーがいなくても陽気なセッションが楽しめます。見た目も含めて、ストリートライブのお供に良い感じでは?
発売日は2018年2月下旬頃です。

この他にもフルサイズのARP ODYSSEYに専用カラーのSQ-1をバンドルした「ARP ODYSSEY FSQ Rev1 / 2 / 3」や、次世代真空管Nutube搭載のアンプ「MVX150C1/MVX150H」、KORG最上位の鍵盤RH3を採用したデジタルピアノ「D1」などなど、数多の製品がNAMMにて出展予定です。専用カラーのSQ-1は、むしろこれ単体で欲しい……!
NAMMが始まれば現地のリアクションも出てくるんでしょうねー。volca mixによるライブとか、絶対楽しいやつですよ、ぜーったい。
Image: KORG プレスリリース
Source: KORG(1, 2, 3, 4, 5, 6), YouTube(1, 2, 3)
(ヤマダユウス型)