動画用にチューニングされたGH5、パナソニックの高感度番長「Lumix GH5S」発表

  • author 武者良太
動画用にチューニングされたGH5、パナソニックの高感度番長「Lumix GH5S」発表
Image: Panasonic

あえて、あえての手ぶれ補正なし。でも納得のいくものでした。

昨年末、いくつかのコマーシャルなどの動画撮影現場を見学したのですが、α7S IIとGH5が導入されている現場が多くなってきたような。ソニーとパナソニックが、プロユースにおいて切った張ったのシェア獲得競争を繰り広げている様子が伺えて、ほほう、と。

さてCES 2018を控えた1月9日、パナソニックが海外で「Lumix GH5S」を発表しました。GH5をベースに、4K動画撮影に関わる機能を磨き上げたモデルのようですよ。

Video: PanasonicLumixVideo

キーテクノロジーはデュアルネイティブISOテクノロジー。パナソニックのシネマカメラ「VARICAM 35」にも使われたセンサーに関する技術で、標準感度用(ISO400)と高感度用(ISO2500)の制御回路が組み込まれており、高感度時のノイズを減らす効果があります。

画素数は4K動画を撮るなら必要十分なスペックといえる有効1028万画素。公称の最高ISO値は51200、拡張でISO204800までカバーしています。マルチアスペクトでもあるんだ。シネマ4K(4096x2160)の60p撮影、4K HDRにも対応していますよ。

Image: DPReview/YouTube

DPReviewが公開したGH5S vs α7S IIの比較動画を見てみましょう。そもそもYouTubeにポストされた段階で再圧縮されていますし、フォーカス位置や、画角が微妙にずれている(レンズも違いますし)のであくまで参考例となりますが、ISO12800、ISO25600のような高感度時のディティールはα7S IIの勝ち。とはいえですよ。肉薄していると感じませんか。

AFもバシバシ合うみたい。 顔だけではなく、人体そのものを認識する機能を搭載していて、横をむいていても、後ろを向いていても、人の存在を検知してそこにフォーカスを合わせてくれます。これはディープラーニングの効果によるものだそうですが、自撮りが基本のYouTuberも注目しそう。

MFアシストは20倍で、真っ暗な場所でもマニュアルフォーカスでピントを追求できそう。天体写真はかどるでしょうね。

180109_lumix_gh5_revealed_1
Image: Panasonic
動画用の「RECボタン」がドンと鎮座しているのもやる気を上げてくれる

で、冒頭の話に戻りますと、GH5Sには手ぶれ補正機能がついていません。DPReviewの記事を参照するに、プロの動画撮影においては三脚やドリー、ジンバルを使うことが多いため、センサーはがっちりと固定することにしたのだとか。このセンサーと手ぶれ補正で、夜間写真撮影を楽しんでみたいという気持ちもありますが、搭載しなかったのも一理ある。

ともあれこれで、写真&動画の品質バランスがいいGH5、動画もいいけど写真関連機能に注力したかようなG9 PRO、そして動画に特化した「GH5S」というラインナップが出そろいました。気になるお値段は2,499ドル(約28万円)。お、α7S IIの初期プライスよりお安い。そして、フルサイズゆえに結局レンズが大きくなりがちだったα7系と違って、4/3型なので光学部含んでもコンパクトに収められる。これは注目の1品となりそうです。



Image: Panasonic
Source: Panasonic, DPReview, YouTube(1, 2

(武者良太)

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