ライドシェアサービスのLyftで内部告発。有名人などのユーザーデータを社員が覗き見、ザッカーバーグも被害に

  • author そうこ
ライドシェアサービスのLyftで内部告発。有名人などのユーザーデータを社員が覗き見、ザッカーバーグも被害に
Image: TY Lim / Shutterstock.com

問われる社員のモラル。

The Informationの報道により、Lyft社員が有名人などのユーザーデータを覗き見したことが明らかになりました。米GizmodoがLyftに取材したところ、担当者から匿名告発は事実であり、現在調査中であるという回答がきたとのこと。覗き見被害にあったのは、社員の恋人や有名人など。マーク・ザッカーバーグ氏も被害者の1人として名前が挙がっています。

Lyftの内部告発は、匿名で職場への意見を投稿できるサービスBlindを介して行なわれました。投稿された告発ポストは、Lyftのデータから、有名人のアカウントを覗き見、自分のパートナーが本当に言っていた場所に向かったかを確認、または気になる相手のストーキングをしている同僚を見たことがあるというもの。また、「少なくとも1人のLyft社員は、自社データからザッカーバーグの電話番号を手にいれたと自慢していた」「少なくても社員の1人は、ハリウッド女優やポルノ女優のデータ収集を自慢していた」というコメントもあり、Lyft社内でユーザーのデータを覗き見することが、一部で日常化していたことが伺われます。告発者は、社内でこのような状況が長く続いていることに嫌気がさしていたといいます。

米Gizmodoの取材に対して、Lyftの担当者は「このポストにある告発は、Lyftのポリシーに反するもので、契約中止するに当たるもの。法務部や役員は知らなかった」とコメント。また、社員には個人情報取り扱いに関するトレーニングを義務付けており、社員が個人データにアクセスする場合は、誰がどうアクセスしたかが、すべてログに残るようになっていることも強調していました。今後の調査が進むにつれ、実情や対応策を含む、より詳しいことが明らかになっていくのでしょう。

ライド系サービスのデータの取り扱いといえば、LyftのライバルであるUberでも大きく問題になりました。Uberが次から次へと問題を起こす中、大きなスキャンダルのなかったLyftですが、今回の告発でUberのことをとやかく言える側ではなくなっています。ひいては、ライドサービス業界全体のイメージがまた悪い方向へ…。ライド系データは、現実での移動や居場所、行動パターンが残るので、個人にとって非常に恐ろしいものがあります。会社ポリシーよりも、結局は現場1人1人のモラルの問題。だから、難しいのです。


Image: TY Lim / Shutterstock.com
Source: The Information

Rhett Jones - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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