誰も通らないのに明るかったら、電気がもったいないですもんね。
日が沈まない白夜もあれば、冬には日が昇らない極夜もあるノルウェー。冬場の日照時間が短い北欧だからこそ、導入された技術があります。
それが、自動車の往来がある時だけ明るく点灯するスマート街灯。路上に動きがなければ低電力モードとなり、80%の節電が可能というスマートな街灯です。
155号線の高速道路には、普段20%の電力で常時点灯している220本のLED街灯が立っています。それぞれにセンサーが付属しており、自動車の往来を検知した時に限り、100%の明るさで路面を照らすのです。
これで節電できるのは、週に2100キロワットになるとのこと。設置の手間暇やコストなどはかかるものの、ソロバンを弾くと4年半で元が取れる計算になります。言わずもがな、以降はずっとお得ということになりますよね。
街灯同士は繋がっており、自動車を検知すると数本先の街灯が明るくなります。走ってきて突如自分の真上が明るくなるのでなく、1~2秒後に通る場所が予め明るくなっているのもスマート。
なんだか自分のためだけにスポットライトが照らされる、ランウェイを走っているような気になりますね。日の短い北国では積極的に、この街灯を導入すると良いんじゃないでしょうか?
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Source: YouTube via Fresh Gadgets
(岡本玄介)