いよいよPVでよく見かけるシールド無しギターが現実のものに。
ギターアンプをワイヤレスにする試みは数年前から始まっていましたが、ついにRolandがワイヤレスのワイヤレスによるワイヤレス好きのためのアンプ「KATANA-AIR」を、CES 2018にて発表しました。BOSSブランドのアンプ「KATANA」のワイヤレス版ですな。

専用のトランスミッターをギターに取り付けて音を鳴らしつつ、スマホやタブレットをBluetooth接続してモニタリングできるとのこと。アプリを使えばゲインやEQの調整もできちゃうので、もう全てがワイヤレスって感じです。八の字巻きがいにしえの文化になりうる。

気になるレイテンシー(遅延)については、BOSS独自のワイヤレス技術により超低レイテンシーを実現。デモ動画を見る限りピッキングとサウンドにズレは無さそうですが、いっても数ミリセコンドはあるはず。人によっては気になるレベルなのか、それともほとんど感じないのか、弾いて確かめたい……!
トランスミッターはアンプに挿して充電し、アンプ本体は電池でも駆動します。なので自室演奏だけでなく屋外演奏や路上ライブにも使えるという感じで、イマドキなニーズにも考えられているようです。さらにBOSS謹製のエフェクトも50種類以上搭載。クランチにリバーブかけてワイヤレスうっとりなんてのもできちゃう、と。

ケーブルの煩雑さって、エレキギターの面倒臭さの大部分でしたからね。それが無くなれば演奏機会も多いに増えるはず。発売時期は2018年4月頃。販売数は海外含め2万台を予定しているようですが、これもっと売れるのでは? 価格はオープン価格です。
Image: © 2018 Roland Corporation via Roland
Source: Roland, YouTube
(ヤマダユウス型)