バーチャルじゃなくても、世は実況はブーム!
去年末に「Infinitton」という液晶ボタン付きプログラマブルキーボードを使ってみたんですが、今度はアレの横型版ともいえる「Stream Deck」を使ってみました。発売自体はこっちのが先のようで、ソフトウェアやコンセプトも微妙に異なっているみたいです。

プラスチックのような樹脂製の本体には、5×3マスの液晶キーが配されています。各キーにはホットキーやアプリ、ウェブサイトなどがアサイン可能。この写真の場合は上の段にフォトショップのショートカットキーを、下段にアプリやウェブサイトなどをアサインしてみました。アイコンも自由に設定できますよ。

設定は専用のユーティリティから。こんな感じで各キーをそれぞれ設定していくんですが、「Stream Deck」は実況配信に特化しているのが特徴です。画面右にある「Game Captuer」は、「Stream Deck」を販売しているelgato社のキャプチャーソフトだったりします。
ゲームなどの実況配信って、配信しているプレイ画面以外にも配信範囲を設定するソフトやTwitch系のストリーミングサイトのチェックなど、以外と忙しいんですよね。画面の切り替えをしたり録画のオンオフをクリックしたり、そうしたわずらわしげな一切をワンボタンでやってしまおうというのが「Stream Deck」のコンセプトなんです。

ゆえに、TwitchやYouTube、配信ソフト「OBS Studio」などで使用できるコマンドが、ユーティリティ側にあらかじめ用意されています。忙しい配信中でもワンボタンでリアクションが返せるというワケです。あらかじめ設定しておけば、配信中に音声や動画などをワンボタンでアイキャッチ的に流して配信を盛り上げるなんてこともできちゃいますよ。

そうした配信時の心強い手元コントローラーとしての側面も備えつつ、普段はアプリ起動やホットキーなどをアサインした便利プログラマブルキーボードとしても使える、と。プリセットはいくつも作成できるしフォルダ階層も作れるので、いかに自分専用コントローラーとしてカスタムできるか、いじりがいがあるところです。

あと、専用のスタンドを使うとこんな感じに高さがかせげます。ちょっと角度が強いのでショートカット的にというよりスイッチャー感覚で使う感じかな。見た目にも専用感が出てカッコいい。
価格は1万7350円。液晶ボタン付きプログラマブルキーボードとしてもカッコいいプロダクトだけど、やっぱり配信者に活用してほしい逸品です。
Photo: ヤマダユウス型
Source: Stream Deck
(ヤマダユウス型)