技術力の結集。ミニマムなセンサー類を装備したトヨタの自動運転車「Platform 3.0」

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技術力の結集。ミニマムなセンサー類を装備したトヨタの自動運転車「Platform 3.0」
Image: トヨタグローバルニュースルーム / YouTube

機器類がゴツくならないデザインを目指しています。

現在開催中のCES 2018にて、トヨタの子会社で人工知能等の研究開発を行なうToyota Research Institute, Inc.(TRI)が開発した自動運転実験車「Platform 3.0」が展示されます。

これは車外の状況を検知するセンサーやレーザー類の機能を大幅に強化しているだけでなく、Lexus LS600hLのボディーに馴染むデザインとなっており、機能性美しさにもこだわった造りを目指しています。

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「Platform 3.0」のシステムは、米Luminar社製の高解像度LIDAR(ライダー)システムを4つ使うことで、周囲360度と全周200mの認識が可能となりました。そして短距離LIDARをフロントフェンダー両側と前後バンパー下の四隅に取り付け、子供や障害物など小さな対象物を検知します。

こうしたセンサー類は、CALTY Design Researchが車体に違和感がないようコンパクトかつスマートにまとめています。ルーフトップに集約された機器はオフロードバイク用ヘルメットから着想を得たカバーで覆っており、これは「インテリジェント・ミニマリズム」と呼ばれるんだとか。

さらにはセンサー類の装備一式をパッケージにまとめたおかげで、他の車体への取り付けが簡単になったのも特徴です。トランク内のコンピューターも小さくなり、TRIのロゴが光る箱ひとつに収まりました。

トヨタのエンジニアリングとデザイン能力が存分に発揮され、業界的にも自動運転実験車の能力が新たなレベルに引き上げられることになりそうです。

「Platform 3.0」は今年春から本格的に作られ、試運転や改良を重ねていく予定とのこと。数年後には、トヨタの自動運転車が街中を普通に走っているかもしれませんね。



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Source: YouTube via TOYOTA

岡本玄介