そんな計画があったとは…。
今では多くの人の手首に収まっているスマートウォッチですが、その開発には長い苦難の道程がありました。Apple(アップル)などは無事に製品化までたどり着きましたが、残念ながらそうでないものもあります。そう、このMicrosoft(マイクロソフト)の「Xbox Watch」のように…。
The Xbox Watch - Pin Diagram
— Hikari Calyx (@Hikari_Calyx) 2018年1月22日
Yes we successfully booted up an Xbox Watch. Video is processing now. pic.twitter.com/qwBtOOf5fs
今回TwitterユーザーのHikari Calyxが公開したXbox Watchのプロトタイプは、1.5インチディスプレイや取り外し可能なバンドを備えていました。The Vergeによると、これは2013年ごろに開発されていて、心拍数系やGPSセンサー、ワークアウト機能も搭載した近代的な設計だったのです。今のスマートウォッチの流行り方をみると、製品が世に出なかったことが悔やまれますね…。
なお、このデバイスの開発にはXboxアクセサリやKinectセンサーに携わったチームが関わっていたそうです。Xbox WatchのインターフェイスはMicrosoftが発売したウェアラブルデバイス「Band」や、あるいは2013年のXbox UIのタイル風にも似ています。
Microsoftは現在Surfaceブランドとしてデスクトップやラップトップを販売していますが、一方ではモバイル端末のWindows Phoneの開発が事実上終了してしまいました。さらにスマートウォッチ業界も現在はレッドオーシャンと化しており、今後Microsoftがスマートウォッチを投入する可能性は低いはずです。
こうしてみると、スマートウォッチ界でもトップシェアを誇るAppleって何者なんでしょう…。Microsoftは失敗してしまいましたが、今後、数多くのメーカーがスマートウォッチ市場に参加するかどうかは、ある意味Apple Watchにかかっているのかもしれませんね。