Galaxy S9の進化したことすべて、実機の写真を添えて
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

Galaxy S9の進化したことすべて、実機の写真を添えて

絞り羽根がついたカメラにスーパースロー動画、ライブ翻訳、AR Emojiなどなど。

去年はGalaxy S8のローンチが遅れてMobile World Congressには間に合いませんでしたが、この春のSamsung(サムスン)はまずまずの出だしを切れたようです。今日無事に、Galaxy S9とGalaxy S9+が発表されました。

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見た目Galaxy S9は先代とほとんど変わっていないように見えます。たしかにディスプレイがちょっと明るいとか、ベゼルがさらにちょっと細くなったと言ったって、超ワイドな18:9のAMOLED Infinity Displayには変わりないです。サイズもほとんど同じ、Galaxy S9が5.8インチで、Galaxy S9+が6.2インチです。

あと噂どおり背面には少し変化があって、指紋センサーがカメラの右側からカメラの真下に移動しました。それからGalaxy S9+のデュアルカメラでは2倍ズームが可能になったのもナイスですが、同じことはGalaxy Note8でもうできています。外観的には、変わったところはこれくらいです。正直もっと何かあるかと期待していたんですが、Galaxy S8の外見がそもそもかなり良いので、がっかりするというほどじゃありません。

でも本当に面白いのは外側じゃなく中身です。ちょっとテクニカル過ぎることもありますが、Galaxyシリーズでは初となるステレオスピーカーや世界初のカメラのデュアル絞りなどなど、盛りだくさんです。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
よく見ると絞りのブレードがF値1.5と2.4で切り替わるのが見えます。

まずカメラの「絞り」とは被写体からの光が通る穴のことで、光はそこからカメラセンサに到達します。「F値」が小さくなるほど穴の大きさは大きくなり、よりたくさんの光を入れられます。

Galaxy S9ではF値1.5(これはスマートフォンではもっとも小さい値です)と2.4を(機械的に)切り替えられるのです。状況に応じて光の入り具合を調節できることで、明るい場所でもすごく暗い場所でもより良い写真が撮れるようになります。そこに1200万画素のデュアルピクセルセンサを組み合わせることで、Galaxy S9では従来より60%多い光を捉えられるとしています。既存のマルチフレーム画像処理技術も改善され、ひとつの画像を撮るのに、4枚の画像×3セット(12枚)を組み合わせるそうで、これによってよりディテールは豊かに、ノイズは少なくできます。

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スーパースローモーを動かしたところ。

Galaxy S9のカメラの技はこれだけじゃありません。専用メモリ搭載の新たなイメージセンサによって、0.2秒間のバースト撮影で960fpsのスーパースローモー動画を撮れるようになりました。…って、0.2秒しか撮れないんじゃ撮りたい場面が撮れないんじゃ…と心配になるかもしれませんが、Galaxy S9ではスローにすべき瞬間を自動で検知してくれるんです。ただデモじゃない実際の利用シーンでこれが本当にどれくらい使えるのかは、使ってみないとわかりません。

AIアシスタントのBixbyでも、このカメラのアップグレードを視覚関連の機能に活用しています。たとえば食べ物にGalaxy S9をかざすとカロリーを表示してくれたり、セルフィーの上で化粧品を試し塗りしたりができます。

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標識のイタリア語を英語に訳してます。

でもBixbyで一番スマートっぽい機能はライブ翻訳です。わからない言語を見かけたら、アプリに文字を入れたり、カメラで撮影したりする必要はなくて、Galaxy S9をかざすだけで理解できる言葉に翻訳してくれるんです。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
ヘッドフォンジャックもちゃんと温存。

そして予想通り、Galaxy S9は内部のスペックに関しても手を抜いていません。チップはQualcommのSnapdragon 845RAMは4GB(Galaxy S9+では6GB)、ストレージは64GB、microSDスロットがあるので400GBまで拡張できます。Motorola(モトローラ)やHTC、Google(グーグル)やApple(アップル)と違い、3.5mmヘッドフォンジャックはちゃんと残しています。

次にお遊び機能ですが、iPhone Xのアニ文字を見た瞬間に予想した通り、それのSamsungバージョンがやってきました。ただSamsungのアニ文字「AR Emoji」は、単に適当なキャラクターの顔の表情を自分の顔に合わせて変えられるだけじゃなくて、自分の顔そっくりの絵文字が作れるんです。

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AR絵文字を使い倒したい人は、気分に合わせて複数バージョン作れます。

AR Emojiを作るには、アプリを立ち上げてセルフィーを撮るだけ。数秒でコミカルなアバターができて、さらに肌色を変えたり、眼鏡を付けたり、服装を変えたりもできます。それをギャラリーに保存しておいて、SNSに貼ったりできます。

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子ども受けしそう。

AR EmojiはiPhoneのアニ文字同様、カメラで撮った自分の表情に合わせて動かすことも可能です。なのでウィンクとか笑顔とか、自分の表情そのままを友だちに送ることもできます。とはいえ一番面白いのは、どんなものにもマンガライクな目を付けられる機能かなとも思います。くだらないギミックといえばそれまでなんですが。

とりあえず、今お伝えできるのはこれくらいです。あとはGalaxy S9をパソコンみたいに使えるDeX Padがアップデートされたことと、虹彩センサと顔認識機能をひとつのシステムに統合したIntelligent Scanくらいでしょうか(AppleのFaceIDを意識したっぽいですが、詳細はまだわかってないです)。ともあれGalaxy S9は、今Samsungがスマートフォンに詰め込める最高のテクノロジーを体現したものであり、iPhone Xに対する全力のカウンターとなっています。

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横長デザインのGalaxy S9は、DeX Padにのせてデスクトップモードで使うとタッチパッドになります。

色展開は新色ライラックパープル、コーラルブルー、ブラックの3つ。予約は3月2日から、出荷は3月16日となっています。価格については、米国のAT&TからGalaxy S9が790.20ドル(約8万4000円)、Galaxy S9+が915ドル(約9万8000円)と発表されています。


Galaxy S9/S9+の全情報をご案内

ここまでで分かったこと全部!本日、MWC 2018にてSamsung(サムスン)の新しいフラグシップスマホ「Galaxy S9」と「Galaxy ...

https://www.gizmodo.jp/2018/02/galaxy-s9-info-directory.html


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コーラルブルーのGalaxy S9+。


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ブラックのGalaxy S9+。


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新色ライラックパープルのGalaxy S9+。


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AR絵文字で変顔続出か。


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デフォルトアプリはほぼ同じで、新たにMy BP Labが加わったくらいです。



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丸みを帯びたガラスですが、よく見るとGalaxy S8ほどカーブしてないです。


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前面のセンサは今までよりうまくベゼルに隠した、とされてますが、まだはっきり見えてます。


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前面はほとんど変化なし。


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左がGalaxy S8+、右がGalaxy S9+。カメラと指紋センサの配置が変わってます。


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Dex PadにはUSB-Aポートふたつ、USB-Cポート、HDMIポートが搭載されてます。


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DeX PadにつないだGalaxy S9。


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Dex Padにモニタや周辺機器をつなげることで、Galaxy S9はパソコンライクに使えます。


Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(福田ミホ)

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