本に触れる機会が増えるかもしれません。
リリースから日進月歩の進化を続けているスマートスピーカー、Amazon Echo(アマゾン・エコー)。なんと、本日からKindle本の読みあげ機能が追加されました。
Amazon EchoなどのAlexa搭載デバイスに「Alexa、本(あるいは Kindle 本)を読んで」や「Alexa、『(タイトル名)』を読んで」と呼びかけることで、書籍の内容をAlexaが読みあげてくれます。ユーザーは声の操作によって、再生/ストップをはじめ、章の変更やスリープタイマーなども利用できますよ。

また、Alexaアプリでは読みあげ対応の書籍をチェックでき、アプリからAmazon Echoへの再生指示も送ることができます。実際に購入した書籍で試してみましたが、タイトル名を指定すれば、途中まで読んでいた本を続きから読みあげてくれました。これは便利…かも?
ただ、読みあげる声自体はAlexaさんのままで、いわゆる合成音声。
現状では読みあげる声に抑揚や感情がないため、子どもへの読み聞かせには不向きなイメージですね。でも、内容は十分に頭に入ってきますし、本のながら聞きといった使い方もできるのかも。
こうして得手不得手、活用できるシーンとそうでないシーンもありますけど、自宅での新しい読書の形としては、たしかに可能性を感じさせられます。視覚にハンディキャップのある方も、Amazon Echoを通じて本に出会えたり、本を楽しめるかもしれませんね。
ちなみに、対応している書籍はKindle ストアで購入した本、Kindle Unlimited や Prime Readingの読み放題サービスで利用できる本のなかで、文芸書やビジネス書など文字主体の書籍。なおかつ、読みあげ機能に対応しているタイトル限定となり、現時点ではマンガには非対応です。
ちょっとだけガッカリしつつも、ある意味安心しました。ずーっと「ギュギュギュギュギュイーン!」「ドギューーー!」「バババババババッ!」「ドンッ!」「ゴクリ…」「ニィ…」なんて擬音をしゃべられても、困惑してしまいますし…。ねぇ。