僕たち、気がついたらかなり未来に来ているのかも。
tofubeatsさん、そしてスチャダラパーの3人にご登場いただいた、ボーズ(Bose)「SoundSport Free wireless headphones」インタビュー企画、楽しんでいただけていますか?
音楽制作を行なう上でヘッドフォンは欠かせないというtofubeatsさん、メンバーそろってボーズファン(つまりBoseさんもボーズが好きってこと!)というスチャダラパーの3人。音楽シーンの第一線で活躍する彼らのインプレッション、興味深いお話が聞けています。

左右をつなぐケーブルがない「完全ワイヤレス」のBluetoothヘッドフォン「SoundSport Free wireless headphones」。外れにくく快適なフィット感、最大5時間の連続再生可能、防滴仕様、そして音がよい! こうした特徴にアーティストたちもポジティブな反応を見せてくれました。

そして、第3回となる今回はPUNPEEさんに話を聞きました。
ラッパーであり、トラックメイカーでもあるPUNPEEさん。ソロアーティストとしての活動以外にも、宇多田ヒカルさん『光』のリミックスを手がけたり、ライムスターをはじめとしたアーティストへの楽曲提供なども行なっていて、ギズモードでも過去に2回インタビューを行なっております(1回目、2回目)。
PUNPEEさんは「SoundSport Free wireless headphones」にどういう印象を持ったのでしょうか?
トレーニングしているイメージはないかもしれないけど(笑)…走るときに最適

── これまでボーズのヘッドフォンやスピーカーなどを使ったことはありますか?
PUNPEE:うちの親父がスピーカーを使っているくらいで、自分はあまりなじみがなかったですね。ちょっと敷居の高い印象があったので、今回初めて手にしたとき、ちょっと高級感を感じました。「ボーズだぁ」と。
── 普段、音楽を聴くときにヘッドフォンは使いますか?
PUNPEE:移動中だけでなく、家で音楽を聴くときにも使います。あと、ライブに向けて歌詞を覚えるときですね。曲を作るときはスピーカーを使うことが多いですが、いろいろな環境でモニタリングしたくなるのでヘッドフォンでも確認します。1つの環境だけで聴いていても、自分の曲がどう聴こえているのか分からないので。しっかりしたスピーカーと安めのスピーカー、カナル型のイヤフォン、オープンタイプのイヤフォン、あとワイヤレスのイヤフォンでも聴きます。
── ワイヤレスのイヤフォンを持っているのですね。「完全ワイヤレス」ですか?
PUNPEE:それはネックバンド型です。「完全ワイヤレス」は今回が初めてです。

── 使ってみて、いかがでしたか?
PUNPEE:すごくいい感じですね。まず落ちないんですよ。自分、ライブが近づいてくると走ったりするんです。走りながら歌うと結構鍛えられるので。あまりトレーニングしている印象はないかもしれませんが(笑)。今回、走るときに使ってみたんですけど全然落ちないんですよね。ネックバンド型だとケーブルが気になることもあるんですが、これは全然気にならない。あとは、Bluetoothのペアリングが簡単でした。結構面倒くさいイメージがあったんですけど。

── 「SoundSport Free wireless headphones」は接続が簡単ですよね。ケースから出して耳に入れたらペアリングが完了していて音声で教えてくれる。
PUNPEE:異様に簡単。あとは、説明書がアプリ(Bose Connect[iOS|Android])というのが未来って感じがしました。

画面の表示に沿って「ここを押すと停止」とか教えてくれるんですよ。パッケージも含めて、かっこいいなと思いました、初めて開けるときの感触とか。着け心地もストレスがなくて、見た目も未来的な感じがしていいですね。

── 未来的というのは。
PUNPEE:なんだか装着している自分が鉄腕アトムに出てくるロボみたいで。あとは、この充電ケースが面白い形だなと思いました。ヒューマノイド用の充電ポッドみたいでイカしてますね。
クリアな音質が最近の音楽に合っている
── PUNPEEさんは、オーディオ製品に対してこだわりはある方ですか?
PUNPEE:いろいろ試したりするというよりは、自分になじんだらそれを使い続けるという感じですね。
── 気に入る製品の傾向というのは。
PUNPEE:パソコンのスピーカーでは聴こえないような、80Hzより下の低音が丸く聴こえるスピーカーやヘッドフォンが好きですね。あとは、高音の解像度がサラサラしている感じが好きなんです。「SoundSport Free wireless headphones」は、その両方を兼ね備えた、クリアな印象を受けました。あと、ワイドな感じがしました。音像、定位がワイドに聴こえてくる印象です。

── 「SoundSport Free wireless headphones」には、どんな音楽が合うと思いますか?
PUNPEE:最初にカルヴィン・ハリスの『Slide』という曲を聴きました。この曲はすごくクリアな音色なのですが、とても合っていましたね。ボーズは音がきれいだなと感じました。あとはジョーイ・バッドアスの『All - Amerikkkan Bada$$』など、ちょっとローファイな音だけどミックスが最近のものはクリアに聴こえて気持ちよかったです。古い音楽もよく聴こえるんですけど、クリアに聴こえた方がいい音楽が合っていると感じました。あとはやっぱり『2001』(ドクター・ドレー)はお約束かもしれませんですが聴きましたね。
自分の曲を聴いたら未来感が増した気がした

── PUNPEEさんのアルバム『MODERN TIMES』は「40年後のクラシック」というテーマでしたが、ご自分の曲を「SoundSport Free wireless headphones」で聴いた感想は?
PUNPEE:未来感が増した気がしましたね(笑)。低域がよく出ていて、画素数がしっかりしているというイメージ。カリッとしているというよりは、ムニュッって感じですね。あと、分離感とワイド感があるなと思いました。
── このアルバムで描かれている40年後、ヘッドフォンやイヤフォンはどういうものになっているでしょうか?
PUNPEE:そう言われてみると、「SoundSport Free wireless headphones」はワイヤレスだし最終形に近いような気もしますね。あとは、冬のために温かくなる装置がついているとか(笑)。これに電話も内蔵されるといいですね。「○○にかけて」って言うと電話をかけてくれたりとか。
── 電話内蔵ではないですけど、ボーズの「QuietComfort 35 wireless headphones II」にはGoogleアシスタント機能がついていて「○○にかけて」で電話をかけることができるんですよ。電話内蔵となればさらに未来的ですね。ところで、今後PUNPEEさんが音楽活動でやってみたいことなどありますか?
PUNPEE:こういうヘッドフォンに音源を入れて発売してみたいですね。ちょっと未来的じゃないですか。ヘッドフォンでリリースって結構かっこいいかもしれない。
── なるほどヘッドフォンの中にプレーヤーと音源を内蔵させて、これでしか聴けないという感じで。
PUNPEE:ヘッドフォンのデザインも自分の好みにして、説明書とか歌詞もアプリで見られるようにして。ずっとはできないかもしれないけど、たまにはそういう遊び心があってもいいかなと思います。
── 今は、音楽がデータになってきていますが、再びモノに回帰していくという考え方もありますね。
PUNPEE:データ主流にはなってると思いますが結局、聴くためにはモノが必要ですからね。「SoundSport Free wireless headphones」を見ていたら、そういう楽しみ方のイメージがわいてきました。
現時点でもっとも未来な「完全ワイヤレス」ヘッドフォン
PUNPEEさんは「SoundSport Free wireless headphonesには未来感がある」と話します。一度ペアリングを行なえば、充電ケースから取り出したらすぐにデバイスと接続して聴き始められるスマートさは、確かに未来感があります。

また、耳にフィットさせるための「StayHear+ Sportチップ」も、未来感に一役買っています。この形状の開発には、ボーズが相当な時間をかけたそうです。このチップのおかげで、まるで着けていないかのような未来の装着感が実現できているのです。
豊かな低音、広い音像、そして未来的なフォルムと使用感。「SoundSport Free wireless headphones」は、現時点でもっとも未来な「完全ワイヤレス」ヘッドフォン。それがPUNPEEさんが感じたことのようです。

カラーリングは、ブラックのほか、ミッドナイトブルー、ブライトオレンジの3色。価格は2万9160円(税込)となっています。PUNPEEさんが感じた未来感、皆さんも感じてみませんか?
さて、この連載企画もいよいよ次が最終回。だれが登場するのか…お楽しみに!
Photo: 小原啓樹、Bose
Source: Bose SoundSport Free wireless headphones
(三浦一紀)