大人の本気で凄いアートもできそう!
顔料を蝋で固めたクレヨン。ついつい子ども用のお絵描き道具と思いきや、インクのように溶かして描画する大人のアーティストもいます。
アメリカのクレヨン最大手メーカーCrayolaが、あたかもグルーガンのようにクレヨンを溶かすペン「クレヨン・メルター」を生み出しました。
これを使えば場所を選ばず、油絵の具のように“ペイント”ができるのです。

使い方は超簡単。包装を剥いたクレヨンをメルターの中に装填するだけ! 内部の熱は低温度なので、溶けたクレヨンはそんなにアツアツにはならない模様。ただし固形のクレヨンが液化するまで、約1分ほど待たねばなりません。
これはペンが太いだけあって、使った感じはデカいボールペンみたいな印象とのこと。押し出された顔料は耐水性で瞬時に乾き、もはや画用紙に限らずどこにでも描けるのが強みとなっています。当然ですがガラス面などに描けば落とすのは簡単で、布などは難しいようです。
対象年齢は8歳以上とありますが、一度クレヨン離れした子どもたちがまたこれを手にとってくれるでしょうか? むしろ芸術肌の大人や、アートセラピー方面の人たちが興味を持ちそうな気がします。おそらくクレヨン数本を削って溶かせば、混色やマーブル模様とかもできるかもしれませんし? 工夫次第でいろいろ遊べそうです。
「クレヨン・メルター」は今年秋頃、8本のクレヨン付きで25ドル(約2,700円)にて販売予定です。
Image: Crayola
Source: Crayola
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)