「おーけーぐーぐる、いえてぃーでPUBGをプレイ」なんて未来がすぐ来る?
技術の発展により、もうゲームはダウンロードせずストリーミングのみでも楽しめることになりそうです。Google(グーグル)のYeti(イエティ)というプロジェクトが明らかになりました。
ここ数年、ソニーやNvidia(エヌビディア)もストリーミングによるゲームを提供するべく頑張っていました。ソニーのPlayStation NowはPS4とPCでゲームが楽しめますし、Nvidiaも同様にGeForce Now経由にてSHIELD デバイスやNvidia GPU搭載のPCを使えばストリーミングができるようになっています。
ですがこれらのサービスはまだニッチで、値段の高いゲーム機や高性能のPC機能に依存せざるを得なかったりするんですよね。
それを解決しようというのがGoogleのYeti。Chromecast対応機にゲームをストリームできるらしく、Google Homeなどを通じてテレビでゲームを楽しめる可能性が急浮上。
The Informationによりますと、「Yetiは2017年後半にリリース予定だったのが延期となっていますが、実現すれPCのパワーに頼らずともゲームがプレイできるようになります。インターネットが高速になったおかげで、Googleのクラウド上にゲームをロードしながら、個人宛に十分な容量の映像データをストリームできるようになったからです。」と伝えています。
Googleは2012年にNexus Qで、そして2014年にはゲームコントローラー付きのNexus Playerでゲーム・ストリーミングに挑戦したことがあります。ですがメジャーなタイトルがプレイできるほどパワフルではなかったんですよね。
Yetiはほかのゲーム・ストリーム・サービスを提供しているGameFly、Liquid Sky、Parsecといったベンチャー企業たちがライバルになるかもしれませんが、ChromecastとGoogle Home、それにかつての経験もあるので何手も有利だと思われます。
スマホゲーム台頭のせいか、最近はコンソール機の電源を入れるのを億劫に感じる人たちが多いそうです。Yetiならそうした層を再びゲームの世界に取り戻せるかもしれませんね。
Image: Google
Source: PlayStation Now, GeForce Now, SHIELD, The Information, GameFly, Liquid Sky, Parsec
Sam Rutherford - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)