ジェット機のようなエンジン音がするらしい…。ハーレーダビッドソンが遂にEVバイクを開発へ

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ジェット機のようなエンジン音がするらしい…。ハーレーダビッドソンが遂にEVバイクを開発へ
Image: Harley-Davidson/YouTube

アベンジャーズにも出てました。

Porsche(ポルシェ) やFerrari(フェラーリ)が電気自動車を開発しようとしている中、バイク業界にもEV化の波が押し寄せてきているようです。

EVを作るのは、115年の歴史を誇るアメリカン・バイクの代名詞ハーレーダビッドソン社。しかも発売は18カ月以内を目指すことまで決定しているとのこと。

ハーレーは2014年からこの構想を練っており、当時はすでに「Project LiveWire」と呼ばれるコンセプトのアートワークも完成させていました。

当時のイメージ映像はこんな感じです。

Video: Harley-Davidson/YouTube

ハーレー社のCEOマーク・レヴァティック氏は、20~50億円の資金を投じてEV開発に乗り出すことを約束。バイク業界の新機軸になるだろうと期待しています。同社は売り上げが落ち込んだカンザス市の工場を閉鎖したこともあり、EVによるイメージの刷新からセールス回復を目論んでいるようです。

環境フットプリントはEV開発で考慮するべき材料です。我が社が掲げている5つの目標のひとつが、環境フットプリントを増やさないようにビジネスを成長させていくこととなっています。EVに限らず、「ソフテイル」(ハーレーの車種)は7%の燃料節約を改善しています。なのでEVは間違いなくその分野で活躍するでしょう

実はコレ、2015年の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でブラック・ウィドウが乗っていたあのバイクだったんです。

Video: Harley-Davidson/YouTube

EVだと暖機運転は不要で、オートマなのでギアチェンジもなし。映画のようにジャックナイフ・ターンができるか定かではありませんが、リッターバイク並みにパワフルなのは間違いなさそうです。

ところでハーレーといえば、重低音と破裂音の混ざった存在感のあるエンジン音が魅力ですよね。ですがEVになると、まるでジェット機のようなエンジン音になるのだそうです。市販されるのが動画と同じモデルになるかはまだわかりませんが、大きく期待したいところです。

ちなみにハーレーのバイクがすべてEVになるわけではなく、ガソリン車も作り続けるとのこと。電動バイクは大手メーカーだけでなく個人でも作れちゃう時代ですからね。時代の波と需要を取りこぼさないようにと、老舗のハーレーもここが踏ん張りどころなのでしょう。


Image: YouTube
Source: YouTube (1, 2) via INVERSE
Reference: Wikipedia

岡本玄介