どんな曲でも、いつもいい音。
音楽再生の低音や高音、あるいはボーカルの強弱が調整できる「イコライザー(EQ)」。iPhoneやスマートフォンではイコライザが手動で変更できるのですが、Apple(アップル)のスマートスピーカー「HomePod」ではイコライザが曲ごとに自動設定されることが判明しました。
大型ウーファーと7つのツィーターで高音質再生を実現しているHomePod。さらに、部屋の形に合わせて音響効果を自動調整し、最適なサウンドクオリティが得られることも説明されています。しかし、その設定項目にはユーザーが変更できるイコライザがありません。
これについて、Appleで上級副社長を務めるエディー・キュー氏はPollstarのカンファレンスにて「すべての楽曲はAppleの解析にもとづき、曲ごとにチューン(調整)される」と語っています。つまり、すべての曲に個別のイコライザが設定されるので、ユーザーがマニュアル的に変更する必要はない…という設計だったのですね。
海外メディアのレビューだけでなく、実際に使ってみてもはっきりとわかったHomePodの音質の良さ。これは音質第一で設計した内部構造だけでなく、こだわりのソフトウェアによっても実現されていたのですね。
Image: pianodiaphragm / Shutterstock.com
Source: 9to5Mac
Reference: Pollstar
(塚本直樹)