これ、利益出てるのかな…。
Apple(アップル)から鳴り物入りで登場したスマートスピーカー「HomePod」ですが、現時点での評判はいいところもあれば悪いところもある…といった感じ。しかしその予測製造コストは216ドル(約2万3000円)と、かなりお金のかかったマシーンのようなのです。
Bloombergの報道によると、216ドルの内訳としてはマイクやウーファー、ツィーター、電源管理チップなどの基本部品が58ドル、Siriの動作を示すライトなどの小型部品が60ドル、「A8」プロセッサや音響調整などなどの部品が25ドル、外装が25ドル、パッケージが17.5ドルとなっています。
それにしても、349ドル(約3万7000円)で販売されるHomePodの予測製造コストが216ドルというのは、かなりコストがかかっていることになります。たとえば999ドルで販売される「iPhone X」の予測製造コストが357.5ドルなことを考えれば、そのコスト率の高さがわかりますね。
一方、Google(グーグル)の「Google Home」やAmazon(アマゾン)の「Echo」は、その利益率が66%と56%と、高め…というか、普通のコスト感覚です。またこの数値にはハードウェアやソフトウェアの開発費用が含まれてないことを考えると、HomePodははたして利益が出いているのだろうかと、心配になってしまいます。
他社製品よりかなり上のプライスレンジで登場したHomePodですが、購入した私は十分満足しております。Macの外部スピーカーとして。