平昌冬季五輪にはドローン警備隊が配備。SWATによる訓練もドローン攻撃を想定しているよう
South Korean Counter-Terrorism Center

平昌冬季五輪にはドローン警備隊が配備。SWATによる訓練もドローン攻撃を想定しているよう

2018年平昌冬季五輪に備えて韓国政府はさまざまな手段でテロリズム防止に備えています。中でも注目を集めているのは警備用のドローン隊です。韓国のメディアHankyorehYonhapのレポートによると、この部隊にはカメラと顔認識性能を備えたドローンや、ドローン捕獲用ドローンなどが含まれているようです。ドローン捕獲用ドローンは怪しい飛行物体の上からネットをかぶせる形で動作不能にしてしまうとのこと。

開会式は2月9日に平昌五輪スタジアムで開かれます。このスタジアムは北朝鮮と韓国を隔てる非武装地帯(DMZ)から約80キロメートルしか離れていません。それもあり韓国政府は欧米で続く近年のテロリズム事件から学んで、予防対策を講じているようです。

12月にスタジアムで行われた訓練では、ドローンによる爆撃や化学兵器による攻撃SWATチームが対応するという演習が行われたようです。ドローンによる化学兵器テロ攻撃…これが現実的な時代になってしまったんですね。また平昌に加えて江陵、旌善のすべての五輪スタジアムにおいて民間ドローンの飛行は完全禁止となるようです。

ドローン捕獲用ドローン以外にも、パイロットからドローンへの無線信号を妨害する信号発信銃、ドローンを撃ち落とす専用のショットガンなども配備されるようです。韓国のテロリズム対策センターが公開したプレス画像では、兵士が反ドローン・ショットガンを訓練中に上空に向けている様子が確認できます。

ニューヨークやパリでは車が群衆に突っ込むというテロ事件が起きましたが、その対策としても900台以上の監視カメラネットワークが配備されるそうです。怪しい荷物などを発見するための物体認識機能も備えており、ハッキング防止のためのサイバーセキュリティーも強化されているとのこと。五輪中は5,000人の兵士が警備にあたります。米軍兵士も警備に参加することがNikki Haley米国連大使により告知されています。

平和の祭典とも呼ばれる五輪にこれほどの厳重な警備が必要になるのは皮肉ではありますが、こういった国際イベントがテロリズムのターゲットとして警戒されるのは、日常的なことになりましたね....。

Image: South Korean Counter-Terrorism Center
Source: Quartz

Sidney Fussell - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

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