おぉ、メルト……。
学生時分にサルバドール・ダリの『記憶の固執』を見た時は、それはそれはショッキングだったもので。チーズのように溶けた時計を見て、なんかよくわからないけど美術って面白いなぁと感じたものです。
とかく、チーズな時計しかりスライムしかり、溶けているモノはなんだかエモいということで、キーボードも溶かしちゃいましたとさ。
ロジクール製のキーボードがアセトンに浸されてドゥルドゥルになってますね。『プリズン・ブレイク』でベリックが決闘の際にも使っていたこのアセトンは、プラスチックを溶かす性質を持っている(極性が似ている)ため、このような現象が起こるんだとか。除光液で発泡スチロールが溶けるのも、アセトンが含まれているからです。
アセトンから取り出されたキーボードは現代美術的な容貌になってしまいましたが、これもまた化学の面白さ。どりろ溶けるWASDキーにも、ちょっとしたカタルシスを見出せたり。
Image: Amazing Timelapse/YouTube
Source: Amazing Timelapse/YouTube, Wikipedia
Andrew Liszewski - Gizmodo SPLOID[原文]
(ヤマダユウス型)