どこが違うかわかるかな?
すぐにわかった人は、クリップ通ですね。書類を挟むことでおなじみのこちらのクリップ、正確には「ダブルクリップ」というらしいんですが、これが実に約100年ぶりにアップデートされるというのです。
お? ついにデジタル化ですか?と思ってしまうのは、コンセントに繋げるものが好きすぎる僕らの性(サガ)。でも、そういった方面ではなく、小学生の理科で勉強するテコの原理での最適化です。

支点・力点・作用点。
プラス株式会社によると、このテコの原理を利用したダブルクリップは、1915年にアメリカで特許登録。その後、1世紀を経た現代でもほぼ変わることなく使われているんです。
いっぽう、今回発表された新しいダブルクリップ(右)は、従来品と支点の位置をずらすことで、前モデルの約50%の力でひらくことができるようになったというのです。
これだけ?といわれればこれだけ。一応、レバー先端がフラットになってフィット感もアップしていますが、大きな変更はこの一点。スマホでいったらマイナーチェンジくらいのわずかな変化ですけど、従来と比べて50%のスペック向上!と考えると、その素晴らしさが伝わるのではないでしょうか? たったこれだけの工夫ではんぶん! 天才的。
全世界のクリップ通な方々は、ぜひこの新しいダブルクリップ「エアかる」を試してみましょう。3月1日(木)から発売される予定ですよ。
発売日、文房具屋さんに行列…! は、できないと思うけど、一度比べてみたいなぁ。