同じ写真を並べただけなのに、脳ミソのせいで違って見えるトリック

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  • author 岡本玄介
同じ写真を並べただけなのに、脳ミソのせいで違って見えるトリック
Image: djeclipz/Imgur

人生経験がアダに。

人間の脳ミソというのは想像力がとても豊かです。人生経験を積み、日々の行動を学習してきたからこそ、まだ起きてないことや見えてないものなどを予測することができます。

しかしそれは時として的外れなことも…。例えば、まったく同じ写真を2枚並べただけなのに「この辺はきっとこうなっているだろう」と見えない部分を勝手に想像し、興味深い現象を生み出してしまう場合があるのです。

This is the same photo, side by side. They are not taken at different angles. Both sides are the same, pixel for pixel.

上の写真はピクセルレベルで同じものを並べたものですが、撮影した角度のせいで奥行きがある構図(放射線状)になっており、ブロックを並べた路面が合体して分かれ道の風景として存在しているかのように感じてしまいます。

仮に自分がこの写真を撮っていたとして、後ろには大きな一本道前はY字路になっていたかのように予測されてしまうんです。

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Image: Kingdom, Yoonessi, Gheorghiu, McGill University, Montréal, Québec, Canada

上のピサの斜塔は、2007年に「イリュージョン・オブ・ザ・イヤー」で優勝した作品。これはカナダのマクギル大学にいるフレデリック・A.A.・キングダム博士、アリ・ヨーネッシ博士、そしてエレーナ・ゲオルギュー博士らが公開した研究論文に掲載されたものです。

こちらも上に向かって奥行きが感じられる構図ですが、2枚並べられることによりツインタワーが下層階で繋がっているかのように感じてしまいます。これは右の斜塔が左の斜塔の下層階に向かって根を下ろしているかのように見えるのがミソです。脳はこういう見えない部分を三次元的に想像してしまうんです。

そして、その原因は私たちが3次元の世界に住んでいるという点にあります。脳もまた3次元の物体を見ることが当たり前になっているんですね。なので平面写真を見ても「いつも通りこれも立体的なものだろう」と脳が勝手に変換してしまうのです。

知恵と経験があるからこそダマされる…というのはこれらのような写真に限ったことではありませんが、どれも脳ミソの仕業なんですねぇ。


Image: djeclipz/Imgur, Scholarpedia
Source: Scholarpedia, Reddit via Digg

Andrew Liszewski - Gizmodo SPLOID[原文
岡本玄介

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