試験なのはわかるけど、意地がワルーい!
かつてのデザインと比べて黄色いボディーでポップになった、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)の新型ロボ犬「SpotMini」。別のSpotMiniを「お先にどうぞ」してあげていた優しいロボットわんこなのですが…。
ボストン・ダイナミクスでお馴染みの、イジワル人間がまた登場しました。いくら邪魔されても必死でドアを開けようとするSpotMiniに、心のなかで「ガンバレ!」と応援してしまいます。
Video: BostonDynamics/YouTube
SpotMiniはボディーに仕込まれたカメラでドアが開閉しているかを判断し、アームの中にあるカメラがドアノブを捉えます。そして画面の外にいる操縦者からドアを開けという「Go」とコマンドを指示されると、どれだけ邪魔されてもドアノブを開こうとするのです。
しかしそこにイジワル人間が登場! SpotMiniはそれでもしっかりとその目的を果すことができるのか? 強引に引っ張られてもバランスは保てるのか? など多数の項目がテストされていたんですね。
かつては二足歩行のAtlas君も、ホッケー・スティックで作業の邪魔をされまくっていましたし、ボストン・ダイナミクスでの意地悪はテストとしての通過儀礼なのです。そのお陰か、Atlas君は今バク宙までできるようになりました。
SpotMiniもこの調子で意地悪されまくれば、スゴい一芸を身に付けるようになるかもしれません。
ボストンダイナミクス「注:この試験はロボットを苛立たせも傷つけもしません」
Image: BostonDynamics/YouTube
Source: BostonDynamics/YouTube
(岡本玄介)