ナスカの地上絵、「迷った」トラックドライバーに走り抜けられてしまう

  • author 岩田リョウコ
ナスカの地上絵、「迷った」トラックドライバーに走り抜けられてしまう

なんでわざわざ入るのよ?

ペルーにある世界遺産、ナスカの地上絵。2000年前に描かれたのに上空から見ないと全体の構図がわからないという、とても不思議な絵。そこにトラックで侵入してタイヤ跡をつけまくった不届き者が現れました。

CNNが伝えるところによると、その容疑者は40歳男性のJainer Jesus Flores Vigo氏。注意書きの標識を無視してユネスコの世界遺産地域にトラックで侵入し、その後すぐに逮捕されたとのことです。

NPRによると、トラックの運転手は「この辺りには来たことがなく土地勘がなかったため、ナスカの地上絵のことを知らなかった」と釈明しました。トラックの調子が悪くなり、道路から脇にそれて走っていたと…。でもどうやら「本当はPan-Americaハイウェイという高速道路の通行料を払いたくなくて迂回しようとした結果、ナスカの地上絵に侵入してしまったのでは?」と疑われているようです。

Flores Vigo容疑者は縦約100メートル、幅約50メートルの範囲に渡ってタイヤの跡をつけ、3つの地上絵を破損したそうです。ペルー政府は容疑者がわざと侵入したという証拠がなかったため、容疑者を釈放。Twitterに破損の画像を載せました。

ナスカの地上絵は紀元前500年から紀元後500の間に描かれたとされています。地上を覆う暗い色の石を取り除いて一層下の明るい色の砂の層を露出させて線を作って描かれました。この地の乾燥した気候環境のおかげで2000年に渡って損傷されずに済んでいたナスカの地上絵。なのにトラックにやられてしまうとは...。

実は地上絵に侵入があったのは今回が初めてというわけではないんです。2014年にはグリーンピースがナスカの地上絵に侵入し、絵の上にメッセージを書くというパフォーマンスをおこなって非難されたこともあります。

ナスカの地上絵、もっと大切に守りましょうよ!


Image: Shutterstock
Source: NPR, CNN, Twitter

Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文
(岩田リョウコ)

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