ベルギー発:古くて新しい水力発電装置「Turbulent Hydro」
Image: Turbulent Hydro/YouTube

ベルギー発:古くて新しい水力発電装置「Turbulent Hydro」

100年回しても、大・丈・夫!

電気を生む方法は、原子力や火力、風力、地熱、太陽光などさまざまですが、最も身近で安定性が高い発電方法は水力ではないでしょうか。

多くの人々は、水力発電といえば巨大ダムだよな、と考えると思います。ですがベルギーのTurbulent社は、2年間の研究ののち巨大設備を必要としないタービン型の発電機「Turbulent Hydro」の開発に成功しました。実際に川の横に設置し、その実用性を実証しています。

Video: Turbulent Hydro/YouTube

チリに作られたデモ用タービンは15kWの発電能力があり、これひとつで60戸分の電力を賄えるのだそうです。

そして動画にでも見て取れますように、巨大ダムは必要ありません。水流がある場所の横にコンクリート壁で支流を作り、この「Turbulent Hydro」を埋め込むだけ。グルっと巻いた壁が渦巻状の流れを生み出し、タービンをクルクル回してくれるのです。

ただし設置するには幾つかの条件がある模様。まず最低1.5mの高低差、または100mの距離で3mの高低差が必要で、1秒に1000Lの水が流れる場所が好ましいそうです。それらさえクリアできれば、水が流れる限りノンストップでタービンが回り続けます。そしてが泳いできてもスルっと下に流れる隙間もあり、少々の小石などでは壊れない耐久性もグッド。

環境に優しく、しかも一度設置したら100年間ほったらかしでも自然の力で発電してくれる夢のような発電機(公式サイトは最低20年の連続運転を誇っています)。決して新しい発想ではないかもしれませんが、これを小規模で実用化させようというビジネスは新しいんじゃないでしょうか?

環境にもお財布にもやさしいこの発電機、発展途上国や山奥の過疎地などで活躍しそうですね。


Image: Turbulent Hydro/YouTube
Source: Turbulent Hydro/YouTube , Turbulent

岡本玄介

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