Uber、あっという間に数十億ドル溶かすも「予定通り」

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Uber、あっという間に数十億ドル溶かすも「予定通り」
Image: Getty Images

未来への投資や!

ライドシェア界の巨人Uber、巨人であり続けるにはとってもお金がかかります。Uberの決算報告にて、昨年2017年は45億ドルの損失(約4800億円)が出ていたことが明らかになりました。2016年と比較すると60%増しってんですから相当なもの。

しかし「損失がでた=元気ない」というわけではありません。ネタ元のBloombergいわく、第4四半期純利益は22億2000万ドル(約2400億円)と、前年同時期から64%増。一方で、カスタマーサポート、営業、マーケティングなどのコストは減少しており、効率的にお金を使っているといえます。

なにはともあれ、Uberとしては今回の損失は想定範囲内なのだそう。ライドシェア業界でよりシェアを拡大、独占するために、これは必要経費であると考えているのです。それにガッツリとした投資(1月にはソフトバンクが12億5000万ドルの投資を発表)も受けていますし、まぁ45億ドルとは大層な額ですが「Uberとしては慌てるようなことではない」と。

Uberといえば「スキャンダルが絶えない会社」のイメージがついてしまっています。昨年はセクハラ非合法的なハッキング・監視システムなど問題が多く露呈しました。これらに取り組むにもお金はかかるでしょうしね。

共同創業者のTravis Kalanick氏がCEOを辞任し、新たにDara Khosrowshahi氏をCEOに迎えたUber。この第4四半期は新CEOの初報告です。Khosrowshahi CEOはよりよいUberを目指しており、お金面だけでなく、これからが本当の腕の見せ所です。


Image: Getty Images
Source: The Information via Bloomberg, Recode

Sidney Fussell - Gizmodo US[原文
(そうこ)