既定路線、でもさみしいものです。
対応アプリが増えず2017年の市場シェアも0.8%から0.1%へと激減し、2017年10月には事実上の死亡宣言が宣告されていた「Windows Phone」ですが、今後はさらにその活動範囲が狭まります。
海外サイトのThe Vergeによれば、Microsoft(マイクロソフト)は2月20日にWindows Phone 7.5と8.0におけるモバイル向けプッシュ通知の停止を宣告したのです。
あなたの端末は今後は通知を受けられません。
さらに、live tile(ライブ・タイル)のアップデートも受けられません。
「Find my phone」 は今後は機能しません。
うーん、これは厳しい。
なおMicrosoftによれば、Windows 8.1は「現時点では」通知サービスを利用することができます。また、Windows 10 Mobileではとくに今後の機能制限などは予定されていません。
一方でMakeUseOfによれば、これは「影響を受ける端末ユーザーが本当に今後の選択を考えなければならない時」であり、Microsoftによるさらなる機能の停止もありえるそうです。
Windows Phone 8.1は2014年にリリースされ、Windows Phone 10は2015年にリリースされましたが、今回の機能制限はこれらのOSにも迫っている可能性があります。iPhoneとAndroidスマートフォンによる過当競争の中にMicrosoftが割って入れる可能性は、残念ながら低いといわざるを得ません。
いまだに「Surface Phone」の噂もあり、謎のデュアルスクリーン搭載デバイスの特許も見つかっていますが、このまま噂のままで終わってしまう気がしなくもありません。
Image: Roman Pyshchyk / Shutterstock.com
Source: The Verge