IT教育のツール化を狙った1機。
Acer(エイサー)は法人・文教市場に向けたLTE通信対応のChromebook「C732L-H14M」を発表しました。ドコモの通信網に対応しており、SIMカードをセットすればWi-Fiなどに頼らずとも通信OK。価格はオープンです。
これなら、いつでもどこでも。場所を問わず自由なスタイルで学ぶことができます。

11.6インチと画面は小さめなので、大人からしたらやや物足りなさを感じてしまう…かなぁ。
でも、122cmの高さから落としても大丈夫! というMIL規格準拠なタフなボディ、防滴キーボード、12時間持つバッテリーといのは雑に扱いがちなちびっ子にとっては安心できそうな要素です。ランドセルに入れるにしたら本体重量1.4kgはちょ〜っと重そうですけどね。

なお、製品の狙いとしては、2020年度からは小学校でプログラミング教育が必修化されるため、そうした環境づくりの新しい選択肢として提案したいといった思惑があるみたい。
ただ、プログラミング教育と言っても、パソコンにカタカタとC++やJavaやらを入力する授業が増えるわけではありません。文部科学省によると、コンピューターに「こういう指示・動作を行なう」と「こういう結果になる」といったプログラミング的思考を育てるといった教育アプローチであり、すぐにこうしたラップトップが個々に必要になるというわけではないようです。
しかし、STEM教育やIT教育は、今後注力されるべき教育ジャンルであることは明らかです。10年後になるか50年後になるかはわかりませんけど、ゆくゆくは街行くちびっ子たちも当然のように電子デバイス(もはやラップトップではないかもしれない)を持ち歩き、公園に集まって携帯ゲーム機ではなく、キーボート的なインプットデバイス叩いている姿を見られるようになるのかな。そうなったらきっと、それぞれ自分のアカウントを持って、作文やら連絡帳やら、お知らせやらをすべてクラウドで管理するようになるんでしょうね。
すげー便利そうだ!と思う反面、いや、それは危うくない?と、セキュリティ面での不安も感じてしまいます。そういう時代が訪れたとしたら、まずはアカウントの重要性をしっかりと教えるところからスタートしないと…いけませんよねぇ。
だって、自分が子供の頃の言動を当てはめて考えたらさ、「どれだけパスワード晒せられるか勝負!」とか、無謀な勇気だめしを提案してそうなんだもん…。