AmazonとGoogleのバトルがホームデバイスに飛び火。Amazon、今度はNest製品の取り扱いをやめる
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AmazonとGoogleのバトルがホームデバイスに飛び火。Amazon、今度はNest製品の取り扱いをやめる

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泥沼化がますます進行しそう...。

オンラインショッピングの巨人ことAmazon(アマゾン)が、最近Google(グーグル)のスマートホームデバイスの一員となったNest」の取り扱いをやめる動きとなっているようです。Amazonで在庫が切れても、在庫が追加されることはもうないでしょう。

Business Insiderによると、AmazonとGoogleの間で行なわれた最近の会議で、Amazonがスマートサーモスタットやホームセキュリティシステムなどを含むNest製品の販売を取りやめるとGoogleに通告したそう。この会議の内容に詳しい人の話によると、なんとこの指示はAmazonのジェフ・ベゾスCEO直々によるものなんだとか...。

電話でAmazonは、本決断はトップからのものだとNestのチームに伝えており、Amazonストア上のレビューもいいNest製品の質とは一切関係がないものだと、本会議の内容に詳しい人物は語っています。電話口にいたNest社員は、Amazon側のチームは明確に示唆しなかったものの、この決断がどうもジェフ・ベゾスCEOからおりてきたものだという印象をもったそうです。

このAmazonの決断の結果、Nestが製品をAmazonストア上で販売することを取りやめることになったため、現在ストア上に存在するNest製品のページは、今ある在庫が尽きると同時に消えることになると思われます。

Amazonで別会社がNest製デバイスを販売することが許可されているのかどうかは今のところ明らかになっていません。

Business Insiderが語っているように、Amazonは音声アシスタントの技術が最終的にスマートフォンやタブレットと並んで当たり前になる時代がやってくると信じており、Amazon Echo(Alexa)を売ることに今でもかなり必死です。ドアベル製品を取り扱うRing(リング)を10億ドル(約1000億円以上)で買収したように、この動きはスマートホーム製品へも流れています。

Googleはこれらの分野でAmazonとまさにガッツリと競合関係にありますし、Nestが親会社のAlphabet(アルファベット)の傘下に入ったことは、Amazonの狙いと同じく、さらに我々消費者の私生活に歩み寄り、大きな利益につなげたいという想いによるもののようです。基本的に、両社ともユーザーのスマートホーム事情を細かくモニタリングしたいわけで、スマートスピーカーをとおしてわかる音声情報を可能な限り吸い取ろうとしています。もちろん、会社にとってさらに都合のいい広告を構築したい一心で。

ChromecastとApple TVが発表された2015年に、Amazonは、それらデバイス上でのAmazon Primeビデオへのアクセスができないとう口実で、ChromecastとApple TVをAmazonストアから取り除いた過去があります。さらに、GoogleがAmazonのFire TVやEcho Show上でYouTubeを再生できないようにした件で揉め、AmazonはいまだにGoogle Homeをストア上で取り扱っていません。その後Amazonは、Chromecastの取り扱いを再び開始すると申し出ることでこの関係を回復させようとしているように見えましたが、それから3ヶ月が経った今も、まだそれは実現していないようです。



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Source: Business Insider, Gizmodo US, Android Police

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(Doga)

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