この前は必要!って言ったけど、一意見として、ね?
MacBook Airがさらに安くなって2018年前半に登場する、という噂が先日浮上しました。が、これに対して米GizmodoのテックライターAlex Cranzさんが、疑問を述べています。以下、彼女の言葉です。
Apple(アップル)関連の情報に詳しいKGI証券アナリストのミンチー・クオ氏によると、Appleは2018年の第2四半期(4月〜6月)に、MacBook Airを低価格モデルとしてリフレッシュし発売すると述べています。MacBook Airが登場して10年、そろそろ販売終了になるだろうという噂もありましたが、もしかしたら、もうしばらく生き残るかもしれません。
ちなみにクオ氏の「予測」には定評があります。たとえば、Touch Barが発表される6カ月前から、彼はそのことをリークしていたし、iPhone SEの発売時も同様に前もって予測していましたからね…。
でも私は、MacBook Airはもう引導を渡されるべきだと思っています。i5プロセッサで1,300ドル(日本では14万ほど)のMacBook Proをフラッグシップモデルとして打ち出してから1年半以上経過し、MacBook Airはとっくのとうにメインステージから外されていました。今のMacBook Airの存在価値といえば、1,000ドル以下(日本では98,800円・税別)で買える唯一のMacのラップトップであることです。
とはいっても、10年前にMacBook Airが初めて登場したとき、スティーブ・ジョブスが封筒からMacBook Airをスッと取り出し「世界でもっとも薄いラップトップ」を発表したときの衝撃は今も忘れられません。
MacBook Airは間違いなくラップトップの未来を切り開き、トレンドセッターとして10年近く君臨してきました。でも今となっては、巨大なベゼル(ディスプレイ枠が太く感じる)、1,440×900の解像度のディスプレイは、Appleの他のラップトップのラインナップと比べるとやっぱり古く感じます。古いThunderbolt 2のポートに、もう魅力はありません。Intel HD Graphics 6000 GPUだってもうかなり古いですし。
MacBook Airは今のバージョンで終わりにしてあげればいいのに。10年前は、こんなにパワフルで軽いラップトップがでた!と人々を感動させてくれましたが、今のAirはMacBook Proとほぼ同じ重さです。
クオ氏やMacRumorによる噂は、MacBook Airの「リフレッシュ」に関して、価格以外の話は言及されていません。プロセッサーやモニターがアップデートされない限り、これは引き続き「安物買いの銭失い」になるんじゃないかと思います。
Image: Gizmodo US
Source: MacRumors
Alex Cranz - Gizmodo US[原文]
(mayumine)