竹刀を持つように、グリップエンド部もぎゅっとね。
従来のDJI Roninはプロ機材ゆえ大きく、重いという“個性”がありましたが、新たに登場予定の「Ronin-S」は違います。Osmo Mobileのような、スマホ用ジンバルと同じアウトライン。片手で持って、大口径レンズならではのボケ感を活かしたままカンタンお手軽ぬるぬるムービー撮影ができるようになります。
と、思っていました。プレスリリースを読んでいた段階では。

でか! 重! EOS 5D Mark IVというミラーありなアタマを載せていることもありますが、重心が上側に寄っているので、片手持ちだと自分がフラフラしてしまいがち。でもカメラ・レンズの水平位置はビシーっと合っているので、性能はすごいな、と思うんですよ。
でも自分がフラ(略)。
なので、(三脚部を折りたたんで)グリップエンドをもう片方の手で持たないと厳しい。軽いミラーレスなら大丈夫かもだけど。

レンズの方向は、グリップ上部にあるジョイスティックでグリグリっと。スマホアプリで感度を調整できるから、素早く動くモードにも、ゆっくりとフォローする動きにも設定できます。モーターのトルク、かなり高そう。
オプションを使えば、ロータリーホイールとカメラレンズのフォーカスが連動しますよ。レンズ側のフォーカスリングを回さず、Ronin-S側のホイールでピントを調整できます。これは便利だなー。
今回CP+で展示されているものは発売前のテスト版なので、耐荷重、価格などの情報は未発表。とはいえ、めちゃ大きなズームレンズでなければイケそうな気配ありです。
Photo: 武者良太, ギズモード・ジャパン
(武者良太)