登場から半年以上が経ったいま、なんだかEssential Phoneがすごく輝いてみえてきた
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登場から半年以上が経ったいま、なんだかEssential Phoneがすごく輝いてみえてきた

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全然アリな一台に!

Android(アンドロイド)生みの親こと、Andy Rubinさんが手がけたスマホEssential Phone(PH-1)」。セラミックとチタン、ゴリラガラスという贅沢な組み合わせによって作られたこのPH-1は、スタートアップ、さらには初めてスマホを発売するという会社ではめったに見ることのない「血統書」つきだったといえるでしょう。

ただ思い返してみると、度重なる発売延期や未完のソフトウェアによって苦しめられたうえに、Essential Phoneが私たちを興奮させる一台だったかといわれれば、明らかにそうではありませんでした。しかも発売時は700ドル(約7万4880円)という価格でしたし。過去に私が「PH-1は値段のわりにカメラがひどすぎる」と言ったのは、別に個人的な意見ではなく事実だったんです。

しかし、発売から半年以上がたった今、それらが変わりつつあります。数回価格が下がり、現状の価格は500ドル(約5万3480円)。ソフトウェアの更新も頻繁に行なわれ、PH-1は今や本当の意味で「まったく新しいスマホ」になったといえるでしょう。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

発売して以降、私たちがレビュー用に持っていたPH-1はほぼ机の引き出しの中で眠っていました。昨年秋には、Apple(アップル)からiPhone X、Google(グーグル)からPixel 2が発売され、もはやPH-1を忘れてすらいたんです。

PH-1はほかのフラグシップモデルと同等クラスではなかったので、比較用のデバイスとして使うこともありませんでした。しかし、今から1週間ほど前に取りだしてみると、PH-1がなんとも輝いて見えてきたんです。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
PH-1はノッチの先駆け的な存在。しかも、イイ感じに仕上がっています

iPhone Xと並べると、恐ろしいほど値段の高いiPhone Xが少しまぬけに見えてくるレベルです。背面カメラの出っ張りやロゴも一切なく、クリーンでエレガントな外観デザイン。フロントの800万画素のカメラレンズ用のノッチは、iPhone Xに比べスタイリッシュで、邪魔にもなりません。それでいてiPhone Xよりも広いベゼルレスディスプレイを実現しています。Essential Phoneがデザイン面において成功している、ということに疑う余地はありません。なんだか、この前よりそう思えてくるから不思議です。

混じりっけのないストックAndroidを搭載したPH-1のUIも秀逸です。残念ながらOSのバージョンはAndroid 8.0のOreoではなく7.1のままですが、カメラアプリに関しては進化が見られます。発売当初、カメラのフォーカスに手こずることがよくあったのですが、数回行なわれたアップデートによって、カメラアプリにかなりの改善が見られました。たまに挙動がガクつくこともありますが、反応もずいぶんと早くなりましたよ。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
半年前と今のPH-1で撮った同じ壁の写真。カメラのソフトウェアが改善してるかも!

一番の大きな変化は画質でしょう。発売当初のPH-1で撮影したアートとまったく同じものを、もう一度撮影してみました。これらの写真をパッと見ただけでも改善に気づくでしょうが、ズームしてみるとさらにその差は歴然。シャープで、詳細までクッキリと映っているんです。コンクリート壁の材質だって確認することができますし、色味はより鮮やか。これは過去のPH-1との比較だけではなく、他機種にも対抗できるかもしれません。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

光の多い場所なら、PH-1はOnePlus 5Tで撮った写真とも競えるレベルです。まぁ、露出やホワイトバランスに多少の違いはありますが、よーく見てみるとOnePlus 5Tの写真がPH-1のものに比べ、少しソフトなことに気づくんじゃないでしょうか? ようやくPH-1の写真のクオリティが、同価格帯の競合スマホに並ぶレベルまで引きあげられてきたということです。

しかし、ひとつ言っておかなければいけません...。これらの改善はあくまで「理想的な環境」で撮影されたときのみ有効であるということを。光の少ない場所だと、PH-1のカメラはいまだに苦しいですね。照明なしで私のリビングルームのスナップ写真を撮ってみたんですが、この差にショックを受けました。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

結局のところ、値段です。まだ多少の欠点はあるものの、500ドル(約5万3000円)ならmicroSDカードスロットがなかったり、ワイヤレス充電、防水仕様が備わっていなくても、じゅうぶん許容できるレベルなんじゃないでしょうか。

「それじゃあ、Essential Phoneは名誉挽回できたのか」って? えぇ、間違いなくできたはずです。当初業界に革命をもたらすともいわれ、過剰な期待を浴びながらも、現時点ではある程度の領域まで到達できたでしょう。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

もちろんまだ完璧ではありません。ただ、ようやくEssential Phoneが何かを生み出していると感じられるようになったんです。以前よりも印象的にすら見えるきらびやかな端末ボディと、改善されたソフトウェア、そして納得のいく価格で、PH-1はようやくみずからのポジションを確立してきたんじゃないでしょうか? 最近登場した新色もなかなかイケてますよ。


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Source: Essential Phone

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(Doga)

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