Facebook、今はスマートスピーカーを投入すべきでないと判断

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  • author 塚本直樹
Facebook、今はスマートスピーカーを投入すべきでないと判断
Image: Drew Angerer/Gettyimages

タイミングが悪すぎますよね。

個人情報の流出問題でどったんばったん大騒ぎなFacebook(フェイスブック)ですが、BloombergによればFacebookは「今はそのタイミングではない」として、5月の開発者向け会議で予定されていたAIアシスタントを搭載しビデオチャットが可能な複数のスマートスピーカーの発表を見送ったそうです。

Cambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ、CA)への5千万人の個人情報の流出が発覚したFacebook。とうとう事態はCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が今後米議会で証言することになるまで発展しています。ユーザーの同意がないまま個人情報が抜き取られ、さらに米大統領選にまで利用されていた…となれば、アメリカ人でなくてもFacebookに信頼が置けなくなるのはわかります。また連邦取引委員会もFacebookに対する調査を開始しているようで、事態はさらに悪化するかもしれません。

そんな状況では、家庭内に設置して個人情報を取り扱うスマートスピーカー製品群がリリースできないのは自明の理でしょう。なお、Bloombergは以下のように報じています。

FacebookのAIアシスタントを搭載しビデオチャットが可能な新製品群は、現在ユーザーデータの適切な取り扱いに関する慎重なレビューが実施されています。製品は秋まではリリースされない予定でしたが、Facebookは開発者向け会議でこのデバイスを披露するつもりだったのです。


このデバイスはAmazon(アマゾン)の「Echo」が成し遂げたように、FacebookがAIを利用してユーザーの社会生活により密接に関わるという計画のもとに開発されています。

報道によれば、Facebookはすでにリビングルームにおけるグループテストにて、ユーザーがFacebook製品を用心していることに気づいたそうです。そりゃそうでしょうね…。さらに、Facebookは新聞広告にてCambridge Analytica以外の会社がデータを盗み出していたこともほぼ認めています。

いずれにせよ、現在はFacebookが個人情報を取り扱うスマートスピーカーをリリースするののには危険すぎる時期であることは確かでしょう。Facebookは新たなプライバシーポリシーを5月の開発者向け会議にて発表するとしていますが、すでにその株価は18%下落し、市場価格のうちの800億ドル(約9兆円)を失っています。




Image: Drew Angerer/Gettyimages
Source: Bloomberg

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)

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