まぁ、便利ですもんね。
スマートフォンの生体認証システムで一歩先を行く、Apple(アップル)の「Face ID」。しかし韓国の報道によれば、Samsung(サムスン)の来年のフラッグシップ端末「Galaxy S10」でも3D読み取りによる「Face ID」相当の顔認証システムが搭載されるというのです。Samsungは、2月にGalaxy S9を発表したばかり。S9は2D顔認証と虹彩認証を合わせたシステムを搭載していますが、それぞれの認証機能はS8でも搭載していたので、とくに新しいものではありませんでした。
Korea Heraldの報道によると、現在SamsungはイスラエルのスタートアップMantis Vision社とともに、3Dセンシングカメラの開発に取り組んでいます。パーツ供給はNamuga社がおこない、次世代のSシリーズのスマートフォン…つまり、Galaxy S10への機能の搭載が予定されているのです。
Samsungのスマートフォンにはすでに顔認証システムが取り入れられていますが、こちらはFace IDとは違い赤外線センサーとRGBカメラ=2Dで顔を読み取ります。ですので精度が低く、結構騙されてしまうことでも知られていました。もっとセキュリティの高い3D顔認証にSamsungが改善に乗り出すのもわかります。
僕はiPhone Xを使っているのですが、ドットプロジェクターや赤外線センサーなど複数のセンサーを利用したFace IDは、正確なだけでなく暗所でも当たり前のように利用でき、とてもよくできた認証方式だと感じています。Face IDには読み取れる角度や読み取りスピードにて若干改善の余地がありそうですが、もしかするとSamsungがそのあたりでFace IDを超えるようなシステムを開発してくるかもしれません。
Galaxy S9が発表されたばかりですが、どうも次世代機が気になってしまいますね。あと、Galaxy S10ではデュアルカメラも搭載してほしいな。
Image: Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Source: Korea Herald via 9to5Mac
(塚本直樹)