Googleの美術鑑賞アプリ「Google Arts & Culture」、指定した色やお絵描きからアート作品を見つけ出す新機能を公開
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Googleの美術鑑賞アプリ「Google Arts & Culture」、指定した色やお絵描きからアート作品を見つけ出す新機能を公開

セルフィーをもとに世界の名画からソックリさんを探し出す機能で話題になったGoogle(グーグル)のアプリ「Google Arts & Culture」は、世界各地の美術館(その数は現時点で1,600館)に所蔵されている何百万もの作品をスマホから鑑賞できるアプリでもあります。

先日パリで開催された Google Labでは、このアプリの新機能が2つ紹介されました。

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1つ目は「Art Palette」。色を選ぶとその色合いを使ったアート作品をアルゴリズムが探し出してくれる機能です。作品のタイプや描かれた時代といった垣根を越えて、使われている色という観点のみからアート作品を探してくれます。Telegraphによれば、ファッションデザイナーのインスピレーションになったり、自宅のソファクッションとかち合わない作品探しに役立つとGoogleは考えているんだとか。

2つ目は「Draw to Art」。まだ試作段階でありますが、ユーザーのお絵描きにソックリな名画を探し出してくれる機能です。

世界中の名画をオンラインで見られるようになった今、物理的に美術館に行くことができなくてもインターネットさえあればアート作品に触れられることはメリットといえるでしょう。しかしその一方で、それが人々を美術館から遠ざけているのではという懸念も存在します。Telegraphによれば、批評家たちは「Googleのこのプロジェクトがスマホ経由でしかアートに触れない世代を作るのでは」という不安を表しているとのこと。

これに対し、Google Arts and CultureのディレクターAmit Sood氏は、「美術館はアート作品の陳列場所から、それ以上の存在へと変わることで、この変化に応じなくてはならない」と語っています。

また同社が美術館の存続に関して問題をもたらしているのではないかという質問に対しては、「美術館には、彼らの空間を変える任務があります。『美術館』という単語の定義を建物であることから変えるのですから、これは問題ではなくチャンスだと思っています」と答えた同氏。

どうやら世界の美術館は、変革を迫られているようです。


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Source: Google Arts and Culture via Telegraph, YouTube

(たもり)

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