GoProの明日はどちらに?
新製品「GoPro HERO6」の評判はいいものの、リストラなど暗い話もあるGoPro。そんなGoProは米企業のJabil(ジェイビル)と提携し、カメラやレンズ技術のライセンスを提供すると発表しました。
Jabilは電子機器の受託生産(EMS)をおもに行なっている企業で、GoProのカメラも製造しています。そして発表によれば、この提携によりJabilはGoProのカメラレンズやセンサーモジュールに関するデザインやIP(知的財産権)が利用できるようになるのです。
実はJabil、HERO4の頃からGoProと協力しており、GoProとは顔見知りの仲。またThe Vergeによると、提携の条件として「JabilはGoProの競合製品を製造しない(アクションカメラや360°カメラとかでしょうか?)」という内容も含まれているようで、決してGoProがビジネスを譲るとかそういった話ではないようです。
今後、この提携により会議室向けやロボット用、自動運転車用、あるいはスマートホームや執行機関向けのカメラに、GoProの技術が利用されると予測されています。アクションカメラで一時は天下を取ったGoProが提携でその手を広げるのは、なんだか興味深いですね。
Image: Gizmodo US
Source: GoPro via The Verge
(塚本直樹)