近未来で人工知能との恋愛を描いた映画『her/世界でひとつの彼女』。 リアルの女性より、誰よりも自分を深く理解してくれる相手として、デジタルアシスタントと恋に落ちる男を描いた作品ですが、この監督をつとめたスパイク・ジョーンズ監督が、Appleのとあるプロダクトの広告映像を製作しています。とあるプロダクト、もちろんHomePodです。
CMに登場するのはシンガーソングライターのFKAツイッグス。疲れて帰宅した彼女は、Siriに言います。「私が好きそうなやつ(音楽)かけて」と。アンダーソン・パークの新曲に合わせて、部屋に新たにうまれたカラフルな空間で踊るツイッグス。さらにツイッグスのドッペルゲンガーまで現れ、2人は楽しく踊ります。曲が終わり、満足げな顔を浮かべるツイッグス。
MV的な映像で、見ていてとても楽しいのですが、これが『her』のスパイク・ジョーンズ監督の作品ときけば、何か深い意味があるのではと考えこんでしまいます。さらに、脳内では勝手に、劇中のデジタルアシスタント「サマンサ」がSiriに置き換わってしまいますね。いつか、Siriと恋におちて、喜び悩み苦しみ、そしてSiriが去っていく日がくるのでしょうか。すでに、Siriを愛しはじめてしまった人もいるのでしょうか。
一緒に踊るもう1人の自分は、もしかしてSiriなの?
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Rhett Jones - Gizmodo US[原文]
(そうこ)