顕著な場合だとは思いますが…。
Apple(アップル)が公式に謝罪し、バッテリーの交換プログラムが開始されたiPhone。これはiPhoneのバッテリーが古くなると性能が低下するという仕様が問題となったわけですが、「iPhone 6s」だとバッテリー交換でどれくらい性能が変化するのか…という比較動画が公開されています。
Bennett Sorboさんが公開した、今回の動画。左側は交換前のiPhone 6s、右側は交換後のiPhone 6sで、同一のウェブサイト・アプリ・ゲームを次々と開いていく…というローテーションを行っています。
動画ではそれぞれの画面を比較しやすいように時間の進み方が編集されていて、ウェブページの開く速度やアプリの起動速度が明らかに交換後のiPhone 6sのほうが速いことがみてとれます。ベンチマークアプリの「GeekBench」のマルチコアでのスコアにいたっては、交換後が4412なのに対し交換前は2485。これはもはや、同一モデルのスマートフォンとは思えない差です。
なおAppleによれば、このように性能を低下させている理由は「不用意なシャットダウンを防ぐため」だとされています。不用意なシャットダウンと性能低下のどちらが望ましいかは人によっても異なると思いますが、残念ながらその説明が不十分だったのが若干の騒動に繋がったようです。
なお、次期OSアップデートの「iOS 11.3」ではバッテリーの管理画面が追加される予定です。こちらでは、シャットダウンのリスクを犯してでも性能低下を防ぐ選択もできますよ。
Image: Shutterstock
Source: Bennett Sorbo/YouTube via 9to5Mac
(塚本直樹)